代表ブログ 目次

2016.5.26 今朝の日経新聞を読んで

創業200年以上の企業が約3500社と、2位のドイツの2倍以上存在するダントツ世界1位の日本

不祥事多発の日本企業が、「継続企業の前提として健全な社会の持続的発展に寄与していくことが、企業自身の発展と長寿性を保証する」先進事例に変身していくこととを期待しています。

 

2016.5.17 千葉房総ローカル線の旅

15日〜17日、のどかな気候の中、小湊鉄道 〜 いすみ鉄道 〜 銚子電鉄で房総を巡る2泊3日のローカル線の旅をしてきました。

小湊鉄道は キハ200形気動車とレトロな里山トロッコ列車、いすみ鉄道は レストラン・キハとムーミン列車という個性を持たせた元国鉄車両中心で、1時間30分前後の比較的長い距離をゆっくり変化を楽しむ旅でした。

銚子電鉄は 懐かしいデハ2000形やデハ1001などの元私鉄車両中心で、全長17分に凝縮された歴史と生活がありました。

初めての大多喜町散策、久しぶりの養老渓谷散策や犬吠埼散策も楽しむことができました。

 

    

    

    

   

 

2016.4.20 春爛漫の谷川岳

7年目に出会った風景です。

毎月伺っている旅館のスタッフが、「谷川岳南面30本桜」 と名付けた谷川温泉の入り口付近です。
谷川温泉は水上温泉より一段高い場所にあるので、少し遅れてピークを迎えている用です。
三脚を立てて撮影している常連さんもいました。

 

     

2016.4.1 創業5周年を迎えて

我が社は、本日で創業5年を迎えました。

東日本大震災直後の2011年4月1日に事業を開始し、多くの皆様のご支援のおかげで、多方面にわたる活動を展開してくることができました。

改めまして、顧問先中小企業経営者の方々を初め、全国各地の中小企業団体や中小企業経営者の会の皆様、中小公庫時代以来お付き合いいただいている中小企業経営者の皆様、各分野で活躍されている専門機関・専門家の皆様、各地の金融機関の皆様、日本政策金融公庫の多くの部店の幹部の皆様等に、心から感謝を申し上げます。

   

この5年間の経験を通じて多くのことを学ばせていただきましたが、改めて強く認識したことは以下の諸点です。

1.地域・業種・規模・業歴に関係なく、良い方針・計画を決めても実行できない中小企業が多いが、それでも日本の中小企業は世界から高評価されており、「組織体制と運営」 「人材育成」 「事業承継」 問題が改善されれば、日本の中小企業はもっと発展する可能性を秘めているということ。

2.「組織体制と運営」 「人材育成」 問題の根底には、経営実権者のワンマン経営があるが、多くの中小企業経営者は一定規模以上の企業での中間管理職経験がないために、組織運営と人材育成ノウハウを身につけておらず、「オープンな運営を土台とした強いリーダーシップの発揮」 という目指すべき経営スタイルを独力では確立しにくい状況であること。

3.「事業承継」 で最も大きな障害は、後継者の育成ではなく、現経営実権者の事業承継に対する考え方の問題 = 「後継者を育てられない経営実権者は半人前であり、会社を私物化 している」 ということに気づいていないこと。

 具体的には、

   [email protected]経営実権者が後継者に 「任せない」 「教えない・会話しない」 「怒るだけ」

   ?A経営実権者がいつまでも 「俺が、俺が」  「後継者の力量がまだまだ」 と考えて事業承継スケジュールを不明確にしない

   ?B事業承継後の前社長と新社長の役割分担が不明確なまま、前社長が 「院政」 を敷いている等という問題。

4.上記問題を解決するには、経営実権者を初めとして、経営陣・管理職・社員が自分の弱点・問題に気づき、自己革新する意識的で継続的な努力が必要だが、それを可能とする第三者によるサポートと仕組創りが重要だということ。

  (注)・経営実権者の多くは社長だが、会長、相談役、顧問等というケースもある

     ・ワンマン経営が必要な時は、「創業後10年間」 「新事業開始後5年間」 「経営再建開始後5年間」 「事業清算時」

     ・多くの後継者には、「腹構え、現場主義、リーダーシップを身につけていない」  「決算書が読めない」  「自分が社長ならこうすると考えない」 という問題がある

 

・今後5〜10年間は、「団塊の世代」 が60代後半に入って戦後第3世代に事業承継する時期であり、戦後復興期 ⇒ 高度成長期 ⇒ 安定成長期 ⇒ バブル経済期 ⇒ バブル崩壊後の混迷期 ⇒ 金融資本主義経済期 ⇒ 金融資本主義経済破たんの混迷期(現在)と推移してきた日本経済を、新たなステージ(= 持続可能な循環型の安定成長社会)に発展させるべき時期と重なる重要な転換期になります。

・現状は、世界的な経済混迷、新興国の台頭、アベノミクスの破たんに加えて、主要大企業の行き詰まり、技術の海外流出、地方の疲弊、少子高齢化、倒産以上に多い中小企業の廃業、熟練技能の断絶等という問題を抱え、閉塞感が強まっています。

・しかし一方で、若者による起業、中小企業の技能承継、農林水産業への参加や全国中小企業のネットワーク化による新製品・新事業開発、新たな地域活性化への取組、モノとカネとエネルギーの地産地消の取組等々、「持続可能な循環型の安定成長社会」 を形成する新たな芽も育ってきています。

 

我が社は、これからも 「持続可能な循環型の安定成長社会」 を形成する中小企業の新たな取組をサポートするとともに、そのために必要な中小企業の 「組織体制と運営」 「人材育成」 「事業承継」 問題解決に注力していく決意です。

 

  

2016.3.11 東日本大震災5年目に思う

あれから5年が経ちました。

私にとっては、都内の建物にお客様とともに閉じ込められた経験の一方、新しい事業のスタートと重なった5年間でしたが、被災された方々にとっては、これからが本当の意味で新たなスタートとなることを祈念しています。

 

私の福島市のサポート先でも、この5年間に子供を連れて新潟に移住された従業員の方がいました。

原発事故処理は、まだ廃炉処理のスタート地点にも立てずに、目先の汚染処理対応に追われているのが実情です。

 

私は阪神・淡路大震災も経験しましたが、20年経って漸く神戸の街も傷跡が目立たなくなりましたが、地域経済はその後低迷したままになっています。 

2度の大震災を経験した日本政府が、2度と同じ過ちを繰り返さずに東北の復興に全力を挙げて注力することを願っています。

  

〜今日の東京新聞より〜

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<亡くなった母と祖母へ花束と線香を手向け冥福を祈る女性>               <復興を見守る神社

2016.3.3 日本公庫東海地区若手職員研修会での講話を終えて

昨日、日本公庫東海地区若手職員研修会で「公庫に期待される役割」と題して講話をさせていただきました。

入庫3年目までの職員15名(女性8名)に、私の公庫生活34年の経験をもとに、公庫のDNAと強み・弱み、中小企業の実情と経営者の苦労・思い、それに公庫職員がどう応えていくか等について、辛口の内容も交えて話をしました。

 

予想以上に前向きに受けとめてくれたことと、自分の3年目までの状況に比べてしっかりとした発言が多かったのが、嬉しい驚きでした。

「中小企業のホームドクター」としての公庫の役割が、一層発揮されることを期待しています。

 

〜大都会に変貌しつつある名古屋の朝〜

          

〜帰途の浜名湖と富士〜

  

2016.2.26 日本公庫新潟支店 いっちょめ会・すみれ会合同講演会を終えて

昨日、日本公庫新潟支店のいっちょめ会(若手経営者の会)・すみれ会(女性経営者の会)合同講演会が月岡温泉で開催され、「組織創り、人創りと事業承継 〜攻めの経営の足場固め〜」をテーマに、全国の問題事例を中心として講演させていただきました。

約40名の方が参加され、大変熱心に聴講いただき、講演後も多くの方々から感想と質問が寄せられました。

 

ベテラン経営者の多い「すみれ会」の方にとっても、後継者の多い「いっちょめ会」の方にとっても、如何にスムーズに事業を承継するかに関心が高いことを感じさせられました。

また、組織運営と人材育成に関しては、他社の問題事例については客観的に問題点に気づくことから、自社の問題点を振り返ってもらうきっかけになったようです。

 

しかしその中でも[email protected]「日本で一番大切にしたい会社大賞」を受賞された企業が2社参加されていたり、?A代々オープンで合理的な一族経営でスムーズな事業承継と新分野進出を果たされた経営者、?B先代から負の遺産を引き継ぎながらも社員と一丸となって新たな取り組みをしている経営者、?C社長や会長との確執の中でも新たな経営を目指して奮闘している後継者、?D機械・金属・建設関連業界の中で活躍されている女性経営者等々、真摯に前向きな取り組みを進めている経営者・後継者が多かったのが印象的でした。

 

その点から、経営の土台をしっかり構築し、新潟という地域特性を生かして広域の企業連携を進めながら、新たな事業展開を進めていくことが期待されます。

 

〜初めての萬代橋、古町通りと月岡温泉〜

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2016.2.20 伊豆高原を旅して

伊豆半島はかなり旅行してきましたが、今回訪れた伊豆高原、城ヶ崎、伊では、今まで知らなかったポイントを見聞することができました。

・昨年から始まった伊豆高原グランイルミは、広大なイルミネーションと一体化して動きを体感でき、イルミネーションアーチのスライダーも楽しめます。若いカップルはもちろん、昔の若いカップルにも楽しめます(^_^)ゞ

・伊東温泉「東海館」は、多くの文人、政治家に愛された木造4階建ての歴史的旅館建築の内部をじっくり見学でき、当時の職人達のこだわりと粋を随所に感じることができました。

・野坂オートマタ美術館では、18世紀以来フランス、スイスで開発され発展したオートマタ(主にゼンマイ仕掛けのからくり人形)の貴重な実演と展示を通じて、その精巧さ・優美さに驚きました。江戸期の日本の素晴らしいからくり人形も含めて、開発者の想像力と創造力に感服します。

 

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2016.1.5 新年にあたって

新年おめでとうございます。

昨年は、お客様の自己革新を引き続きサポートさせていただくとともに、東京(3回)と兵庫で講演をさせていただきました。

その中で、女性経営者・若手経営者のユニークな取組と、人口減少地域で高付加価値型事業を展開されている経営者の方々を知ることができ、今後の中小企業の事業展開に関する新たな示唆をいただきました。

 

これからの成熟社会では、中小企業が主役

「 軽・薄・短・小 」 から、「 超・特・感・匠 」 へ

「 いつでも、どこでも、誰にでも 」 から、「 今だけ、ここだけ、あなただけ 」 へ

 

◆戦後70年を経過した現在も、政治家、専門家、経営者の多くは高度成長時代と同様の発想で、米国の後追い、GDP 成長追求、量産・低価格・シェア拡大、公共投資等の財政支出依存、トリクルダウンの発想から抜け出せずにいます。

しかし、人口減少・高齢化・消費成熟先進国の日本だからこそ、移民による若年人口増加の新興国的要素を持つ米国とは違った、真に成熟した先進国らしい多様で付加価値の高いこだわりのモノや生活、文化を生み出し、環境にも配慮したバランスの取れた持続可能な社会を創造することが必要であり可能なのではないでしょうか。

そのために必要なことは、企業の99%以上を占める全国の中小企業が、大企業・系列依存から脱却して自立し、自ら国民各層の真のニーズを汲み取って、開発・生産・販売・サービスにチャレンジすることではないでしょうか。

 

◆また、地方分権・地方創生という中央からの目線によるトリクルダウンの発想ではなく、地方主権を主体として、必要な全国共通事業は国に担当させるという逆転の発想が必要となるでしょう。

その地方主権を支えるのはその地方の中小企業であり、大企業進出や大型店舗出店への依存体質から脱却し、自立した地域中小企業の連携による地域内経済・資金・雇用循環を生み出すことが、中小企業の持続的発展の条件となるでしょう。

 

これから大きな節目の時代を迎えますが、新たな時代に相応しい中小企業のこれらの取り組みが、本当に豊かで自由で平和な日本の再構築に大きく貢献することを期待しています。

当センターも、そのためにより一層多面的なサポート活動を展開していく決意です。

  

(注) 「 超・特・感・匠 」

       超 : 超大型、超小型、超精密、超極細、超短納期  →  こんなことができるの!

       特 : 特注、特殊、特別  →  あなただけ、世界に一つ!

       感 : 感性、感動、感激  →  この製品(会社)に出会えてよかった!

       匠 : 匠の技(優、美、繊細、こだわり、簡潔) →  シンプル&スマート!

 

 <2016年 わが家から望む初日の出>

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2015.12.16 今朝の日経新聞を見て

リーマンショックで実体経済から乖離した金融バブルと崩壊を経験し、実体経済の安定成長、そのための最終消費需要の拡大と国民生活の安定の重要性が認識されたはずが、またも実体経済の低迷と金融バブルの膨張・崩壊が懸念されるようになってきたようです。

 

     

2015.12.2 横浜から鎌倉を散策して

12月1日から2日にかけて、横浜から鎌倉を散策してきました。

天気は良かったのですが、秋口に気温が高めの気候が続いたために、今年の紅葉は少し遅めというか、あまりきれいに色づかない感じでした。

1日は、天候に恵まれ三溪園と八景島シーパラダイスをゆっくり巡ることができました。

夜は、長谷寺のライトアップを楽しむことができました。

2日は、小雨交じりの中を鎌倉から北鎌倉まで散策しましたが、落ち着いた風情を味わことができました。

明月院の後庭が偶然半年1回の公開で見学することができました。

 

                             

      

    

    

2015.11.19 日経ビジネスオンライン記事を読んで

11月19日付日経ビジネスオンラインで、「群馬でオーダーメードを“大量生産” 目指すは、日本の縫製業の復興」( http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/221102/111700108/?n_cid=nbpnbo_fbbn&rt=nocnt と「ドイツの4.0は『創造力が足りない』、パリからの指南『経験をイメージせよ』」( http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/111300050/111800005/?n_cid=nbpnbo_fbbn )を読んで感じたこと

 

◆日本は、薄利多売・少品種大量生産型成熟産業を高付加価値型産業へ変身させるチャンス。

 キーワードは、「今だけ、ここだけ、あなただけ」+「サードウェア(熟練技能とICTの融合)」

 

◆「効率性」を土台とした「創造性」の発揮
 「ドイツ」+「フランス・イタリア」=「日本」となることを目指して

2015.11.9 NHKスペシャルを見て

11月8日放送のNHKスペシャル「巨大遺跡 第4集縄文 奇跡の大集落  〜1万年 持続の秘密〜」 (11月13日再放送予定。 http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20151108 )を見て思ったことです。

 

・自然と共生しながら高い生活文化を、世界に類のない1万年以上持続させた縄文文化が世界の注目を集めているという。
縄文人が押しやられた東北(蝦夷)から北海道(アイヌ)と鹿児島(薩摩隼人)から沖縄(琉球人)には、今も長期間にわたる自然との共生を大切にする生活文化が残っているのではないでしょうか。
日本文化の原点(例:自然界の精霊→八百万の神への畏敬の念)を見つめ直す契機となる素晴らしい番組でした。

 

・「縄文文化の象徴・青森県の三内丸山には、巨大な6本の柱が並ぶ木造建造物や長さ32メートルもの大型住居が建ち並ぶ。芸術性の高い土器や神秘的な土偶、数千年を経ても色あせぬ漆製品など、縄文人の洗練された暮らしぶりは欧米の専門家から高い評価を獲得している。さらに世界を驚かせているのがその持続性。本格的な農耕を行わず、狩猟採集を生活の基盤としながら、1万年も続いていたのだ。世界に類の無い縄文文化の真実に迫る。」

2015.10.30 日本公庫 神戸支店 但馬親公会(中小企業経営者の会)での講演を終えて

10月29日 日本公庫神戸支店但馬親公会で、「地域活性化と中小企業経営」というテーマで講演させていただきました(城崎温泉にて)。

但馬地区は5市町のうち4市町が「消滅可能性都市」とされたこともあって会員30名のうち25名の方々に参加いただき、熱心に聴講いただきました。

 

人口も地域内経済生産も減少傾向ですが、その中でも、

[email protected]長年の旅館と地域ぐるみの取り組みで、安心して散策できる落ち着いた温泉街を形成して、この5年間で外国人来訪者を10倍にした城崎温泉

?A竹田城だけでなく、若者が中心となって竹田劇場、竹田塗、家具クラフトマンなどで総合的な地域振興を進めている朝来市

?B大手1社依存体質から脱却して業界・得意先の分散受注体制を構築し、高い技術力を認められた精密バネメーカー

?C業務用量産品から、セレクトショップや個人向け高級デザイン物分野を創出し、東京にショップを出店して結婚式の引き出物にも使われるようになった木製ハンガーメーカー

?D杜氏を正社員にして品質向上と安定生産を進め、国際的な賞を受賞して海外販路を開拓し、さらに地域振興につながる新たな事業展開を計画している老舗清酒メーカー等

非常に意欲的な取組を進めている企業も多く、単に量的生産額が膨らむだけではない質の高い事業活動が行われ、人口減少の中で付加価値を向上させる必要に迫られている日本のあるべき姿を先取りした地域になるのではないかと感じました。

 

昨日の講演のキーワードは、「いつでも、どこでも、誰にでも」から、「今だけ、ここだけ、あなただけ」への視点の転換でした。

 

なお、本日城崎温泉を散策して感じたことは、平日にもかかわらず欧米系来訪者と若者グループが予想以上に多いことと、初めて知った「城崎麦わら細工」の繊細さと素晴らしさでした。

 

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2015.9.21 日本公庫新宿支店蒼天会(若手経営者の会)での講演を終えて

9月17日に日本公庫新宿支店 蒼天会(若手経営者の会)で 「 これからの中小企業経営 」というテーマで講演をさせていただきました。

20余名の会員のうち17名の方に参加いただき、熱心に聴講いただくとともに、後の懇親会では活発な交流と情報交換をすることができました。

会員の多くは30代から40代の社長または後継者で、地域がら印刷関連の方が比較的多いものの、生コン会社から金属・樹脂・計測器加工会社、食品・化粧品・万歩計メーカー、さらには運送・物流やホテル・貸ビル・総合生活文化事業を営む会社まで、非常の幅広い業種の方々が参加されていて、若手経営者の活発な異業種交流会という印象を強くしました。

 

講演では、ブレトンウッズ体制の行き詰まりによる歴史的大変革時期を乗り越えて事業継続させていくために、いかにして自社を個性化=差別化して新たな事業展開をしながら安定成長させるかという点について、各地中小企業の先進事例を交えながら話をしましたが、参加企業の中にもすでに注目すべき取組をされて成果をあげている企業が多くありました。

例えば、

・都会地の生コン会社という制約を克服するために地域密着型の関連事業を展開している事例

・金属部品加工会社が太陽光と風力のハイブリッド発電式街路灯や節水器を開発した事例

・万歩計メーカーがシニア向け健康計測器やペット用機器を開発した事例

・ベーキングパウダーメーカーが病人食・介護食・健康食品を開発した事例

・金属表面温度センサー製造から光ファイバーやシリコンウェハー用温度センサーなどの特殊分野に展開した事例

・樹脂加工会社が大学院との産学連携をしながら特殊素材を開発している事例

・飲食業から各種カルチャースタジオやスクール・ワークショップ、貸画廊・店舗、情報誌発行、太陽光発電所等と幅広い総合生活文化事業を展開する事例 など、

ニッチな分野でのユニークな事業展開と独自の人材育成をされている元気企業が多いのが印象的でした。

 

団塊世代からの事業承継が山場を迎えつつある現在、決して先端技術とはいえない事業の若い企業家たちが、東京中心部の色々な制約のもとで自社ならではの事業展開に元気よく取り組み、相互交流している状況は、今後の日本の活力として大いに期待が持てると嬉しく思いました。

蒼天会の皆さんの今後一層の多角的な活躍を期待しています。

 

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2015.8.15 戦後70年に思う

戦後70年という一つの節目の日を迎えました。

戦争体験を持つ日本人が、自らそれを語ることができる最後の節目かもしれません。

そういう中で、今年は 「 平和を目指す日本のあり方 」 が、今までになく幅広い国民的関心と議論になっています。

奇しくも、今年の全国戦没者追悼式における 「 天皇の言葉 」 では、昨年までと違って 「 平和の存続を切望する国民の意識に支えられ ( 我が国は今日の平和と繁栄を築いてきました ) 「 さきの大戦に対する深い反省と共に ( 今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い )」 という言葉が加えられました。

 

◆ 大多数の国民は 「 戦争はイヤだ 」 「 平和が続いてほしい 」 と思っていますが、一方で 「 日本周辺の軍事的脅威に対する自衛措置の強化が必要だ 」 と考えている国民もいます。

基本的には、どのような相手国であれ相互理解の姿勢を前提として、相手国と外交的、経済的、文化的に交流を深め、信頼関係を築いていくことが重要だと思います。

この点について、一度身近な問題で考えて見てはどうでしょうか。

 

例えば、物事の交渉の際にもし相手がけんか腰で臨んできた場合、こちらもけんか腰になると一触即発の状況になります。そして殴り合いになった場合は、どちらが勝っても、他人からは 「 どっちもどっち 」 と見られてしまいますし、お互いに後味の悪いものなってしまい、なかなかしっくりした関係に戻ることができなくなってしまいます。

 

別の例でいえば、経営者に対していつも問題指摘ばかりする社員に対して、経営者が 「 お前は態度が悪い。降格だ、クビだ 」 と対応したら、皆さんはどう思うでしょうか。

おそらく 「 その経営者は社員と同レベルの人間で、社員を育成する能力がないことを自ら認めた 」 と思うのではないでしょうか。

そして 「 本当は、社員の問題指摘を冷静にじっくり聞き、経営者自身が改善すべきものは改善するとともに、その社員の問題点も指摘して、本人が納得して自己改造していけるように教育的指導するべきだ 」 と思うのではないでしょうか。

 

最近の公共広告機能 ( ACジャパン ) のCMに次のようなものがありますが、なるほどと思います。

「 セトモノとセトモノと

ぶつかりっこするとすぐこわれちゃう

どっちかやわらかければだいじょうぶ

やわらかいこころをもちましょう

そういうわたしはいつもセトモノ

街の機嫌はこわれやすいものだから

おおらかな気持ちでいることも、りっぱな公共心です 」

 

◆ 8月15日のNHKスペシャル 「 戦後70年 ニッポンの肖像 −戦後70年を超えて− 」で、世界各国の著名人から、戦後日本の特質と世界の中での役割について次のようなことが語られていましたが、傾聴に値する貴重な意見だと思います。

 

イビチャ・オシム ( 元サッカー日本代表監督 )

日本は長年戦争しなかったことで進歩を成し遂げ  世界中に認められています

それは平和だったからこそ成し遂げられたのです

過去へ戻ってはいけません

地球には飢えや貧困など様々な問題があります

日本は世界を支える大きな能力があるのですから

持ち味を活かして世界を前進させてほしいと思います

  

シルヴィ・ギエム ( 著名バレリーナ )

日本は原爆や震災という大惨事に見舞われました

しかし日本人は自制心を持ち  混乱の中でも隣人と共存する勇気を持っていました

皆さんにはその力があることを自覚してほしい

苦しい経験から教訓を得ている日本人は  世界の見本になれるはずです

 

アンジェイ・ワイダ ( 著名映画監督 )

日本はとても進んだ国であり  自動車の生産をはじめ技術はどこの国よりも優れています

その力で世界をリードしてきました

しかし気がかりなのは歴史の問題です

世界では歴史を政治的に利用することが繰り返されてきました

それはとても恐ろしいことで未来に危険を及ぼします

争いを繰り返さないために  過去の出来事をまっすぐ見つめることが大切です

 

マハティール・ビン・モハマド ( 元マレーシア首相 )

日本の素晴らしさは戦争が全く無益だと気付いたことです

だからこそ日本国憲法は紛争解決の手段として  戦争を行うことを認めていません

そのような憲法を持っているのは日本だけで

世界中の人々に日本に来てもらい  日本人の考え方を勉強してもらうようにすべきだと思います

または農業や産業の新しい技術を普及させる “ 平和部隊 ” を

これまで以上に海外に派遣するのはどうでしょうか

そうすれば さらに貢献できると思います

 

  〜 2015年8月15日の夕陽 〜

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2015.7.17 堀場雅夫氏を偲んで

堀場製作所の堀場雅夫氏が亡くなられました。

堀場氏の講演を直に聞くと、一見破天荒な発想のようでいて、実は人間を知りつくした上での合理的な判断だということが理解できます。

そういう点で共通した未来工業の山田昭夫氏と共に、あるべき日本型経営を率先垂範された経営者として注目してきたお二人が亡くなられたことは、日本経済と企業経営の転換点を迎えている現在、非常に大きな損失ですが、その志を引き継いで、私も微力ながらこれからの活動を進めていきたいと思います。

 

改めて、ご冥福をお祈りいたします。
 
堀場雅夫さん死去、社是は「おもしろおかしく」 学生ベンチャーの第一号

2015.7.7 「なでしこ」の戦いを振り返って

中小企業(なでしこ)は、いかにすれば大企業(米国他)に勝てるか。
この記事を読んだ最初の感想です。

 

なでしこ選手は、フルタイムで勤務した後で夜に練習する人や選手としての収入以外に勤労所得を得て何とか生活している人も多いという。
一方米国の選手は、チームから住宅、自動車支給でプロとしての生活をするという。
それは、女子サッカー競技人口が日本の40倍ともいわれる状況が背景にある。
あるなでしこ選手が米国チームに移籍した時、「そんな状況で、何のためにサッカーをしているの?」と聞かれたという。

 

「金なし、物なし、体格なし」のなでしこにあるものは、「思いと努力とチームワーク」。
選手(社員)をまとめ上げ、方向付けし(戦略、方針)、個々人の強みを発揮させ、各人の自主性と創意工夫を引き出し、小回りと弾力的な連携でチーム力を高め、米国他(大企業)の弱点・スキマを縫って泥臭く粘り強く戦い抜くという采配(マネジメント)を実行してきたのが佐々木監督(社長)。

その結果が、メンバーに細やかな気配りをしながら高い精神力と粘り強いプレーでチームをけん引する宮間という後継キャプテンを生み出した。

 

今回は残念ながら大企業に中小企業の特技をマネされて、「グローバルニッチトップ」にはなれませんでしたが、多くの中小企業経営者が学ぶべきリーダーだと思いますし、今回の教訓をもとに、さらに「中小企業(なでしこ)ならでは」の戦い方を生み出してくれるものと期待しています。

 

それにしても、こういうことを考えさせるスポーツ記事を書く記者がいるとは、さすが日経新聞!

 

なでしこ成熟の軌跡 さえた采配、23人一丸      2015/7/7  日経電子版  

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDH06H6G_W5A700C1UU2000/

2015.5.3 弘前を訪問して

4月26・27日に、私の誕生祝を兼ねて、初めて弘前城の桜を愛でに訪れました。

弘前の桜は例年より7日早い開花でピークを過ぎ、3日間の風でかなり花吹雪になっていましたが、逆にお堀は花びらの絨毯(「花筏<はないかだ>」)で埋め尽くされ、広い弘前城公園内すべての場所に、所狭しと咲いている種々の桜は圧巻で、ライトアップされた夜桜も見事でした。

また偶然、今後10年間の天守の改修工事のために、空の内堀を散策しながら観桜できたのもラッキーでした。

 

6年前講演で訪れた際に、弘前の中小企業経営者の方々が自慢されていたのが、ようやく理解できました。

 

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2015.4.15 日本公庫新宿支店 ソレイユ会(女性経営者の会)での講演を終えて

4月8日に日本公庫新宿支店 ソレイユ会(女性経営者の会)で 「これからの事業承継」というテーマで講演をさせていただきました。

 

会員企業13社のうち8社9名(1名は後継者の女性)の方に参加いただき、熱心に聴講いただくとともに、活発な議論がされました。

会員の多くはベテランの社長・会長で創業者の方も多く、先端的な機械・金属製品メーカーからカルチャーイベント企画運営会社まで幅広い分野の女性経営者が参加され、異業種の勉強会であり女性経営者としての苦労という共通性もあって、非常に率直に突っ込んだ意見交換をされています。

さらに、会長の方のご尽力もあって毎月の例会の内容を「月刊ソレイユ」としてまとめて全会員に送られていて、毎月の例会の参加率も7割以上ということで、女・ォ経営者の会の中でも非常に活発な活動をされている会だと思われます。

 

事業承継についての関心は高いものの以前とは環境が変わっていることもあって、今後の事業承継方法について非同族の後継者を確定されている方やM&Aを検討されている方もおられたのが印象的でした。

また、偶然にも「大塚家具問題」が注目された時期でもあり、この問題を巡って意見交換がされましたが、多くの方が大塚勝久会長の言動に批判的だったのが注目されました。

 

これからの社会では多分野での女性の一層の活躍が期待されますが、女性経営者はまだまだ男性以上に多くの困難を背負っているの実情です。

しかしそれだからこそ、各地で色々な業種の女性経営者にお会いした経験からすると、ベテラン女性経営者は男性経営者以上に鍛えられていて高い実力を持っているというのが印象です。

今後、事業承継の戦後第2の波がくる中で、女性経営者が今まで以上に生まれることと思われますが、困難を乗り越えて企業を発展させるとともに、日本社会の新たな活気を生み出す原動力として活躍されることを期待しています。

 

※ 「ソレイユ (フランス語) = 太陽 」は、平塚らいてうの 「元始、女性は太陽であった」 に由来するとのこと

 

2015.4.1 創業4周年にあたって

創業後4年が経過し、5年目に入りました。

 

・この間、アベノミクスの影響で円安・株高となり、輸出型大企業や一部の関連中小企業の業績は順調のようですが、多くの中小企業は(勝ち組といわれる企業でさえも)、原料高・諸経費アップにもかかわらず価格据置、消費税負担増となり、さらには賃金アップが必要となる中で、厳しい経営を続けています。

・また、国際的な超金融緩和の状況が継続する中で、再び投資機関やファンドによる投機的な動きや成長至上主義による規制緩和や環境破壊の動きも強まっています。

 

・一方で、トマ・ピケティの「21世紀の資本」ように大企業と富裕層への富の集中と格差拡大是正を求める論調や、トービン税制のように国際的な投機的資本移動を規制する考え方も強まっています。

・さらに、「CSR」 「持続可能な社会」 「地球との共生」という考え方も共感を広げています。

 

・このような動向を俯瞰すると、これからの地球経済・社会が目指すべき方向の中で、日本の社会と企業が果たすべき役割が見えてきます。

 

・日本には、明治以前から 「もったいない」 「はたらく=傍(はた)を楽(らく)にする」 「おかげさま←→お互いさま」 「三方よし」 という考え方が、社会や経済活動のベースとして機能してきました。

・バブル経済とその後のアメリカ型経済を模倣した新自由主義経済政策のなかで、日本的経営と社会の価値が掘り崩されてきた面はありますが、これからの地球経済・社会が求めているものは、本来の日本的経営と社会が実践してきた真髄と一致しており、日本人自身による日本的なるものの再評価とその実践が求められていると思われます。

 

・しかしこれは、最近の 「国粋主義」 「排他主義」 「復古主義」 の論調とは全く異なる考え方で、世界の国々と民族の特性を相互尊重しながら、お互いに学ぶべきものは学びあうという、むしろそれとは真っ向から対立する考え方です。

・弊社は、「新日本型経営 = 和洋・魂才」 (「和洋の魂」と「和洋の才」の融合)の基本的考え方のもとに、全国各地の中小企業の方々の意欲的な取り組みを、一層効果的にサポートしていく方針です。

 

 <春めいてきた群馬 谷川岳の雪景を望む>

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2015.3.12 3.11 NHKの2つの番組を見て

この4年間の自分の日常生活からはあまり感じることなく過ごしてきた東日本大震災被害者の今も続く心の痛みと福島原発事故被害者の苦悩の深さを、改めて痛感させられました。

復興の遅れ、除染の遅れが、被害者の苦悩をより大きくしたようです。


被害者に思いを馳せる政治と国民の意識の重要性を感じます。

国民すべてがもう一度原点を見つめ直す必要があるのでしょう。

 

NHKスペシャル "あの日の映像"と生きる

http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0311/

 

NHK クローズアップ現代  “帰りたい… 帰れない…” 〜福島の避難者 それぞれの選択〜

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3629.html

 

〜3.11の日経新聞より〜

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2015.2.20 伊勢路を旅して

今イルミネーションで注目されている三重県長島「なばなの里」と長島レジャーランドを皮切りに、小学校の修学旅行以来50年ぶりに伊勢神宮(外宮、内宮)を参拝し、さらに近鉄観光特急「しまかぜ」に乗って大人のリゾート施設として整備されつつある合歓の郷(ねむのさと)を3泊4日で巡ってきました。

概ね天候に恵まれて気持ちのいい旅行となりましたが、伊勢神宮を含めて中国、韓国の団体旅行客が多かったのがもう一つの印象に残りました。

 

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2015.1.3 戦後70年目の新年にあたって

新年おめでとうございます。

昨年も多くの方々に大変お世話になり、また、秋田、山形、福島、群馬、東京、長野、京都のお客様に対して、「組織創り、人創り、事業承継」と「経営改革」の取組を サポートさせていただきました。

さらに、BtoC事業のお客様の新企画コーディネート、マーケティング、プロモーションなどにも取り組みました。


戦後70年、これから大きな節目の時代を迎えますが、新たな時代に相応しい中小企業の取組をサポートするために、引続き多面的な連携をよろしくお願いいたします。

 

 2015年のわが家から望む初日の出

暗い雲間からそれをふり払うかのように光を放つ太陽が、今年を象徴しているようです。

 

 

2014.12.14 日経ビジネスオンライン記事を読んで

日本型経営、経済、経営戦略論を研究している米国の学者から指摘されました。

 

・米国型企業統治制度は世界的に見て特殊で問題が多いこと
・米国しか知らない学者と官僚が安易な米国の物真似をしたこと
・日本は、欧州、特にドイツの企業統治を研究する必要があること...
・その上で、日本が欧米の物真似でない優れた企業統治モデルを創出し、世界に提示していくチャンスであること

 

日本の大企業とともに、中小企業にも同様の創造的取組が求められていると思います。

 

問題山積の米国制度、良い国は絶対まねをしてはいけません!

米国人すら問題視、制度直輸入からの脱却を

http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20141208/274829/

2014.11.2 14年ぶりに富岡製糸場を見学して

14年前には内部見学できなかった富岡製糸場をじっくり見学しました。

当時の色々な分野の関係者のこだわりを実感しました。

明治期以降の日本人のチャレンジ精神に、改めて敬服します。

 

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2014.10.11 尾木直樹氏のコラムに寄せて

さすがプロの教師。
簡単な作業の習慣化で広がる視野、優しい眼差しと深い洞察によるサポート。
企業経営者も見習う必要がありそうです。

 東京新聞より 〜

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2014.9.14 沖縄久米島、慶良間諸島を巡って

9月8日から13日まで沖縄県久米島と慶良間諸島を旅行しました。

 

◆久米島から船で30分の沖合にポッカリ浮かんでいる砂州「はての浜」。透明度の高さと紫外線7倍の強さをシュノーケリングで満喫しました。

また、久米島紬が日本の紬の源流だったということを初めて知りました。
久米島紬は、生糸を経糸、繭を綿にして紡いだ紬糸を緯糸 にして、緻密なデザイン、糸染め、織工程を2ヶ月かけて 作られる国の重要無形文化財。

15世紀に中国から技術導入して始まった久米島紬。それが本土に伝わり、江戸時代の贅沢禁止令で、一見木綿 に見える絹織物ということで全国に広まったという。

現在では技術伝承のために「ゆいまーる」で製作している だけという。
改めて、琉球王国と日本のつながり、一見地味な紬の凄い 加工技術に「目からウロコ」でした。

 

◆ラムサール条約登録地であり今年国立公園に指定された慶良間諸島阿嘉島で海ガメと遊泳し、野生の慶良間鹿と対面したあと、村営定期船で渡嘉敷島へ。

 航路途中で、海の色がすっきりした紺から明るい緑に大きく変化したのが印象的でした。

 

◆1945年3月、グアム島を発進した米軍は、沖縄本島攻略の足掛かりとして慶良間諸島に上陸。3日後、渡嘉敷島では追い詰められた329名が集団自決。その多くは住民だった。

1945年4月のロサンゼルス・タイムスでは、その悲惨な状況が報道された。

リゾート地として人気を博す一方、今も米軍に苦しめられている沖縄の現在は、これらの歴史の上に成り立っていることを忘れてはいけないと感じました。

 

◆座間味島では、色とりどりの魚たちが親しげに遊泳者によってくるのが印象的でした。

クマノミも、こちらを不思議そうに見つめて、近づいたり隠れたりと愛嬌を振りまいていました。

 

今回の久米島、慶良間諸島巡りも無事終了しました。

  

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        <久米島はての浜>         <久米島紬パンフ>       <渡嘉敷島集団自決跡地>

 

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                   <阿嘉島から渡嘉敷島へ>                    <慶良間諸島座間味島>

2014.8.15 「過ちを繰り返さないために」 〜戦後69年目にあたって〜

また「この日」がやってきましたが、今年は昨年までとは状況が大きく変化した中で「この日」を迎えることになりました。

それは、この1年間に特定秘密保護法が成立し、集団的自衛権行使の閣議決定がされたからです。

多くの人が、現在がまた「戦前」になる懸念を感じています。

 

◆日本の一般庶民で「戦争をしたい」と思っている人は、ごく一部の「戦争マニア」を除いてはいないでしょう。

多くの庶民が、先の大戦を体験したり間接的に見聞きして「戦争はイヤだ」と思っているのに、なぜまた戦争ができるようにしようとする動きが強まるのでしょうか。

20世紀に2度の大きな世界大戦を繰り返しながら、なぜ今またこのような動きが強まるのでしょうか。

同じように日本の「バブル」とその崩壊も、1970年代、1990年代、2000年代に繰り返されています。

 

◆それは、時間が経って体験者が減ったり記憶が薄れたからでしょうか。

しかし、国民全体が「戦争」も「バブル」もよくないと思っているのなら、繰り返されることはないはずです。

そこには、一般庶民と違って「戦争」や「バブル」で「メリット」を受ける勢力がいるから、庶民の記憶が薄れた頃に台頭してくるのではないでしょうか。

それは、軍需産業や領土拡大や政治権力掌握による権益拡大という「メリット」を享受する勢力ではないでしょうか。

 

◆そうであれば、常に「戦争」も「バブル」も繰り返そうと・キる動きが現れることに注意しておく必要があります。

それでは、どうすれば「戦争」や「バブル」を繰り返させないようにすることができるのでしょうか。

具体的には、以下の点が大切だと思います。

  一つ目は、体験者とそれを間接的に見聞きした庶民が、その悲惨な現実をその後の人々にできる限りリアルに伝えること。

  二つ目は、一般庶民が、「戦争」や「バブル」で「メリット」を受ける勢力のそれを繰り返そうとする動きに注意を払い、マスコミ情報の点検もして、それに批判的な自らの言動を明確にすること。

  三つ目は、庶民の代理として情報を収集し、批判的視点でそれを庶民に報道する本来のジャーナリズムとしてのマスコミになるように、マスコミへの注意と意見を積極的に出すこと。

  四つ目は、現代の「戦争」や「バブル」は外国の動きで巻き込まれることもあるので、世界の「戦争」や「バブル」を繰り返そうとする勢力の動きにも注意し、SNSなども使ってそれに批判的な自らの言動を明確にすること。

 

要するに、「戦争やバブルなんか起こらないといいなあ」と思うだけでなく、それを言動として表現することだということです。

「現在」がまた「戦前」になってから、「あの時そうしておけばよかったなあ」と後悔することのないように。

 

◆一方、戦争」や「バブル」で「メリット」を受ける勢力が政治権力を握った場合、一般庶民に対して行うのが歴史的経験からみると下記の政策です。

  一つ目は、庶民に本当の情報が伝わらないようにする ⇒ 特定秘密保護法等(見させざる、聞かせざる)

 二つ目は、子供の教育内容を変えて、「戦争」や「バブル」に対する批判的な考えを持たないようにする(さらにそれは必要だと教育する) ⇒ 勢力の意向に沿った教科書の検定・強制等(考えさせざる)

  三つ目は、「戦争」や「バブル」の動きに批判的な人々の言動への規制 ⇒ 戦前の治安維持法等(言わせざる、行わせざる)

 

現在の状況がどの段階まで来ているのかによく注意し、危機感を持ちながら日々を意識的に過ごす必要があるのではないでしょうか。

 

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2014.7.9 アベノミクスの行く末は?

1973〜1974年の世界スタグフレーション以来、国際的には供給過剰・需要過小となり、米国が実物経済から金融大国路線に転換して1995年の国際資本移動の自由化実現以来、世界中が金融立国路線・多国籍企業のための新自由主義路線に汚染された結果、現在では国際為替取引だけで国際商品貿易額の40倍以上となりました(国際為替取引の9割以上は投機です)。

この状況下で更に金融緩和しても財政支出しても規制緩和しても、多国籍企業に旨味のある一部の分野以外は実物経済の需給バランスは改善されずに投資利回りは低いため、大
半の資金は投機的に国際金融市場を徘徊してさらに金融と経済の不安定性を拡大するだけです。

元はといえば、多国籍企業が賃金抑制で蓄積した内部留保資金を実物経済に投資しても、賃金抑制で消費需要とそれにつながる設備需要が不十分で利益が少ないため、代わりに金融投機で利回りを稼ごうとした結果が、現在の世界的な底なしの悪循環状態です。要は自縄自縛ということです。

実は、多国籍企業とその代弁者である政府もこの悪循環を止める解決策が見当たらずに困っていて、とりあえずリーマンショック以降の国際金融資本擁護のために目先の金融緩和を進めてきましたが、超金融緩和のリスクに怯えながらも出口が見えないという状況です。
いずれまた、リーマンショック以上の国際金融・経済危機が発生して、また同じように国際金融資本擁護のために目先の金融緩和措置を取ることになるでしょう。

この問題の解決は、国際的に長期の対策を講じなければ、一国だけでは解決できません。
世界各国が強調した国際的対策のポイントは、以下の点だと思われます。
・国際的金融取引の適切な規制ルールの確立(例:トービン税制等)
・各国の法人税率引下げ競争の規制ルールの確立
・タックスヘイブン地域への資金逃避の規制
・所得税累進課税の復帰・強化
・多国籍企業の内部留保一部活用に・謔髏ュ府債務削減、賃金へのフィードバック 他

要は、行き過ぎた金儲け主義を適切に規制し、「日本的商道徳=三方よし」の価値観の世界的普及(絵空ごとではなく、すでに日本文化・倫理観や憲法9条への国際的評価に表れている)によるバランスのとれた持続可能な経済・社会の循環を生み出すこと、世界の企業経営者に「その方が企業が持続できて、長期的には安定的利益が得られる」ことを理解してもらうことだと思います。

2014.6.28 旅館たにがわの「橋本勝 谷川岳フォトギャラリー オープニングセレモニー」に招待されて

◆ 6月27日 群馬県谷川温泉の旅館たにがわで、「橋本勝 谷川岳フォトギャラリー オープニングセレモニー」に招待されて出席しました。

尾身元財務大臣や日本公庫前橋支店長等の来賓が約70人参加され、地元テレビ局や新聞各社の取材もあって、大変な盛況でした。

 

夜には、群馬テレビの「ニュースジャスト6」(18:00〜)と「ニュースeye8」(20:00〜)で「谷川岳フォトギャラリーのオープニングセレモニー」の様子が放映されました。

ニュースの中で解説者がコメントされていたように、橋本勝氏(日本山岳写真協会会長)は、一流の登山家・写真家であり谷川岳写真の第一人者として写真集も出版する一方、ハイテク企業の経営者として多方面で活躍されています。

 

◆ 6月28日 オープン初日も新聞社が取材に来ていました。

オープン時刻前に前橋から一番乗りしたグループやバスツアーの途中で立ち寄った団体客、橋本氏のお祝いに駆けつけた方など、70人以上の多彩な見学者でした。

中には、50年前に谷川岳で滑落死した恋人の思い出を探し求めて京都から来られたご婦人に、橋本氏が特別に思い出の場所の写真をプリントして差し上げる約束をするということもありました。

 

◆ 今回の「橋本勝 谷川岳フォトギャラリー」については、日経新聞、上毛新聞、「岳人」7月号(山岳雑誌)、「フォトコン」7月号(写真雑誌)等にも、事前に紹介記事が掲載され、注目度の高さを感じさせました。

 

◆ 今後、この「橋本勝 谷川岳フォトギャラリー」が現代の自然文化資産として、自然資産の「谷川岳」、近代芸術資産の「天一美術館」、近代産業遺産の「富岡製糸場」と一体となって世界的に注目され、スイスのマッターホルンとツェルマット村のように、谷川岳と地元みなかみ町の地域振興に貢献することを期待しています。

 

◆ この「橋本勝 谷川岳フォトギャラリー」は、私が14年前の中小公庫前橋支店長時代から親交のあった橋本勝様と久保富雄様(旅館たにがわ社長)を、4年前に富士フィルムフォトサロンで開催された橋本勝写真展「谷川岳〜天上の試練〜」でお引き合わせしたことをきっかけに、その後お二人の谷川岳に対する想いが共鳴し合って今回の開設に至ったものですが、写真撮影を趣味とする私も企画・準備にコーディネーターとして参加できたことを嬉しく思っています。

 

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2014.5.31 熊野古道を歩いて

振替ゴールデンウィークで、5月28日〜31日の間 熊野古道と熊野三山詣でに行ってきました。

 

〇和歌山大学出身ながら熊野古道は初めてで、1日目は紀伊田辺から入り、近露という地域の民宿泊です。長く角度のある登りと急な下りが続く15キロを4時間半で歩きましたが、風景を楽しむ余裕はあまりありませんでした。

民宿の親父さんに、本宮に入る前の心構えと作法を教えられ、改めて霊域なんだと自覚しました。

   

〇熊野古道2日目は、6時20分ヒンヤリした空気の中をスタートして25キロを歩き、16時30分 熊野本宮と周辺施設を巡って一日を終了。

1日目25,000歩、2日目41,000歩。流石に疲れましたが、1日目よりは起伏が少ないために、少しは風景を楽しむ余裕もありました。

宿泊は渡瀬温泉でしたが、専用のつり橋を渡って大きな露天風呂に入るなどなかなか変化のある旅館でした。

1日目に出会ったのは欧米人シニア夫婦と日本人シニア夫婦2組。

2日目は、欧米人シニア夫婦と若手男性、日本人シニア女性2人とシニア男性3人。

意外に行き交う人は少なかったけれど、2日目は同じ人達とよく顔を合わせたので、欧米人とも顔見知りに。やはり世界遺産登録の効果で外国人が多いのは、安芸の宮島と同じです。

 

〇熊野古道3日目は、爽やかな朝から、想定外に暑い日中に。

約2時間の瀞峡巡りの後、新宮の熊野速玉大社へ。

最後に勝浦の紀の松島を巡って3日目を終了。

1日の締めくくりに、狼煙山山頂のホテルから大平洋と勝浦湾を望みました。

   

〇熊野古道巡り最終日は、5時半に洞窟風呂で朝日を浴びた後、大門坂から熊野那智大社、青岸渡寺、そして那智の滝へ。

最後を飾るに相応しく、なかなかの迫力と霊気を感じることができました。

  

〇熊野本宮は明治の大洪水で破損するまでは、現在の8倍の規模があったとのこと。

改めて、よくも大昔にこんな奥地に巨大な建造物を作ったものだと感心するとともに不思議にも思いました。

また、民宿で一緒になった街道歩きが趣味の方が、昔の京都の皇族、公家の人達は、淀川を船で下って天満橋から歩き始めたので、自分も同様にして歩いてきたと言っていましたが、それにしても、昔の人はもっと劣悪な条件で、よくこの「けもの道」のようなところを野宿しながら歩いたもんだと感心した次第です。

 

今回の熊野詣でを通じて、改めて人間の基本は自分で生き抜く体力と気力だということと同時に、人間は誰もお互いに助け合わなければ生きていけない、ということを痛感しました。

 

 

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2014.5.28 立教大学山口義行教授の呼びかけに思う

多くの中小企業は競争条件や取引条件で不利な立場にたたされて利益計上しにくいのに、大企業中心に一部の企業だけが法人税負担しているのは不公平だから法人税率を引き下げ、その穴埋めを中小企業と経営者に負担させる。

おまけに「収益力が低い企業が存続し、産業の新陳代謝が阻害される」として、中小企業の倒産・廃業を促進しながら創業支援強化を掲げる。

この国の経済活力が低下しているのは、マネジメントはできてもリスクを取ってチャレンジしなくなった多くの大企業が主因であり、日本再興には、そのような大企業をより過保護にすることではなく、チャレンジ精神豊富な多くの中小企業に、マネジメントを伝授しながら大いにその活力を発揮してもらうことが重要だ、という認識が足りないのではないでしょうか。
 

 

【ブログ新着記事】

さぁ〜動くべき時です!2014.05.26

立教大学の山口です。
皆さん、私の意見に「賛成」という方は、下記の呼びかけ文を、お知り合いの方に転送して下さい。

http://yaya.smallsun.jp/

2014.4.1 創業3周年にあたって

DSC01902(8)0003.JPG創業後3年を経過しました。

現在7社の企業の顧問をさせていただいていますが、その多くが50代後半から60代の経営者で、後継者へのバトンタッチのための組織づくり、人づくり、後継者づくりをサポートするものです。

しかし、単なる一族後継者へのバトンタッチのための基盤づくりというケースだけでなく、非同族社員からの後継社長育成のケースもあり、今後ますます多様な事業承継のケースが生まれてくると思われます。

その際、後継社長に必要なことは、創業者(あるいは中興の祖)としての現社長の経営スタイルを単に踏襲し現状を維持するということではありません。

現社長のように経営トップの経験しかなく常に上からものを見て社員を動かすというスタイルではなく、サラリーマンとして(あるいは中間管理者として)の経験を踏まえて社員の目線や感じ方を理解しながら、先を読んでリスクを取って未来を開拓していくというベンチャー企業家的言動に社員の納得と共感を得て牽引していくという、新しい経営スタイルの創造が求められています。

私自身が大企業の幹部としての経験と新事業・創業の経験をしていることを踏まえて、現経営者と後継者の意識と悩みを理解しながら、経営者の立場に立ったより実践的なサポートができるように今後とも取り組んでいく方針です。

  

 

2014.3.11 東日本大震災から3年

3.10(東京大空襲)と3.11(東日本大震災)
 

 
その痛ましさを決して忘れないために
 

 
〜写真は、ウォール・ストリート・ジャーナル日本版より〜
 

 
http://www.youtube.com/watch?v=L75hoO-v9hc

 

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2014.2.28 沖縄西表島を旅して

この2月に、かなり遅めの新年旅行と結婚記念日旅行を兼ねて、沖縄西表島を3泊4日で旅行してきました。

20年前に家族で日帰り旅行して以来でしたが、今回はじっくりと島の端から端までを見て回ることができました。

 

 

島で唯一の県道の西端には白浜港があって定期船が出ていますが、その白浜港付近の自動車がほとんど通らない道路には、なぜか下記の写真のような表示が・・・

沖縄に「白浜」・・・?

私は和歌山大学出身ということもあり、伊豆や房総の白浜は紀州人が移住した場所ということは知っていましたが、沖縄に白浜の地名があることは初めて知りました。

確かに沖縄にはサンゴの浜があるので「白浜」という地名があってもおかしくないですが(その後調べてみると沖縄には結構「白浜」の地名があります)、もしかすると黒潮の関係で和歌山の「白浜」も沖縄からやってきたのかと想像を膨らませたりもします。

白浜港付近の写真の表示は、沖縄人向けではなく、夏に来る大和人向けなのかとは思いますが、でも、海人らしくなかなか洒落が効いた言葉で、大阪人の私でも思わず車を止めて写真を撮ってしまいました。

 

 

水牛車の風景で有名な現在の由布島は、45年前にたった一組だけ島に残った老夫婦(西表正治夫妻)が、「ハワイのような楽園」を夢見て開発に取り組んだ結果だそうです。

夢と行動力と諦めない心、全ての分野に共通するポイントのようです。

 〜写真は由布島での資料より〜

 

 

日本最南端の温泉「西表島温泉」の露天風呂は、残念ながら枯渇してしまって入れませんでしたが、代わりに日本最南端のバス停と信号を見てきました(?!)

沖縄には、日本最南端と最西端が色々とあるようです。

残念ながら西表山猫は夜行性なので会えませんでしたが、道路を自由に歩く牛、馬、山羊に会うことができ、沖縄らしい時間の流れ方を感じることができました。

 

 

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               <西表島 白浜港>                                                         <白浜港付近の表示>

 

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                   <水牛車で有名な由布島>                                  <由布島の観光開発を進めた西表正治夫妻>

 

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                     <日本最南端のバス停>                                               <日本最南端の信号>

2014.1.2 年初にあたって 〜戦後第2の事業承継時期を迎えて〜

新年おめでとうございます。

昨年も、全国各地で多方面の方々に大変お世話になり、また色々な見聞を広めさせていただき、大変ありがとうございました。

 

昨年は政治・経済面で大きな動きがありましたが、今年は、戦後の政治・経済運営の問題解決を理由として逆により一層問題を拡大させるのか、本当に豊かで自由で平和な日本を再構築するのか、非常に重要な分岐点の年になるでしょう。

 

このような状況のもとで、中小企業経営面では、戦後第2の事業承継の時期を迎えています。

 

第1の時期は1990年(バブル経済)前後。

丁度「団塊の世代」が40歳前後となり、戦後復興を担った第1世代からの事業承継時期となりましたが、バブル時代の近視眼的相続税対策の広まりで、バブル崩壊とともに大きな負債を抱えることとなりました。

 

これからの第2の時期は、その「団塊の世代」が60代後半に入って戦後第3世代に事業承継する時期となります。

折しも、昨年来の超金融緩和で金融投資をもてはやす風潮や課税軽減を重視する経営姿勢が強まりつつあります。

このような中で「団塊の世代」経営者に求められるのは、バブル時代の誤った事業承継対策ではなく、ベテラン経営者となった「団塊の世代」の経営ノウハウを承継しつつ、新しい時代にふさわしい後継者の創意工夫とチャレンジを大きな視点から鼓舞し、それとともに自らの知見を活かした第2創業に取り組むことです。

 

そして、これらの取り組みが、本当に豊かで自由で平和な日本の再構築に大きく貢献することを期待しています。

当センターも、そのためにより一層多面的なサポート活動を展開していく決意です。

 

 < 我が家から見た2014年の初日の出 >

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2013.12.9 食品偽装問題に関連して

このタイミングでの食品偽装問題の噴出は、偶然にも「和食」の食文化の無形文化遺産登録との好対照を示している。

「和」の文化に共通するのは、どの分野においても、真摯さと長期的視点。
プロとしての真摯さで黙々と取り組み続けることが、結局は信頼の獲得と長期的な安定成長につながる。

日本人としての自信を喪失し、短期的金融的利益のみを追求する新自由主義的立ち回りを追いかけ、その体質に染まって墓穴を掘った結果の一つが、食品偽装の・ト噴出。

 「和」の文化の見直しと自信取戻しのきっかけになることを期待する。

 

http://www.advertimes.com/20131205/article137507/

食品偽装の深い闇を探る!

白井 邦芳(危機管理コンサルタント)

2013.11.6 東京での講演を終えて

昨日、私の生まれた場所でもある東京下町地区(墨田区、江東区、江戸川区他)の若手経営者の会で 「これからの中小企業経営」 をテーマとした講演を行いました。

内容は、「これからの注目分野(攻めのターゲット)」、「これからの経営スタイル(攻めの方法)」を中心テーマに、先進事例をもとにしたものでしたが、60数名が参・チされ、1時間余りの講演に熱心に耳を傾けてくれました。

 

同地区は、一般的には鉄・繊維・木材の成熟型産業が多く、決して成長性の高い地域とは思われていませんが、今回参加された企業の中には新たな取組に積極的にチャレンジして事業展開されている企業がかなり見受けられたのが印象的でした。

 

例えば[email protected]新分野開拓では、バルブメーカーで需要分野を食品・水・製薬・製紙から半導体・鉄鋼・自動車・ガス・原子力・航空宇宙・ニュートリノまで拡大した企業や、ゴム長靴メーカーから自動車・家電・住宅機器・土木建築・事務機・航空機・盲人用プレート用ゴム・まで拡大した企業、

?A強みの掘り下げでは、メッキ技術の応用で光ファイバーのメッキや金属に凹凸をつける加工技術を開発して現代の名工・モノづくり日本大賞・勇気ある経営大賞を受賞した企業や、トラック運送で分かりやすい明朗価格と明るく楽しく元気のよいサービスにより地元密着の引越・保管業務を展開している企業、

?B集中と連携では、ナットメーカーから精密機械部品、さらに東大との連携でロボット用触覚センサーをを開発してモノづくり連携大賞を受賞した企業や、ニット製品メーカーで弘前大・青森藍産業協組・専門家と連携して独自の藍染と動体裁断によるポロシャツを・J発して宇宙飛行士に着用されテレビでも報道された企業など、

従来の技術蓄積を土台に意欲的に事業展開している企業の存在が、今後の同地区の発展に大きな期待を抱かせてくれます。

 

また、義理人情に篤い地域らしく、50歳前後の年長経営者が30歳代の新米後継者を細やかにフォローして、世代ギャップを感じさせない楽しく元気でまとまりのある若手経営者の会だったのが、嬉しい記憶になりました。

 

< 写真は講演したホテルから眺められるスカイツリー >

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2013.10.23 河合薫氏の「日経ビジネスオンライン」記事を読んで

「解雇特区」に関する次の河合氏の言葉は的を射ている。

要は、「働く人」を「単なる経営資源」とみるか「創造力のある人間」とみるか。
 
『人の集合体=チームが、決して個人の力では発揮できない力をもたらすことを重要視すれば、解雇することが前提になったり、「雇用の流動化だ」、「契約業務だ」といった議論になったりはしないはず。
 組織を「人の集合体」と捉えれば、社員を長く雇い続けることは、決してマイナスではなく、むしろ生産性の向上につながる価値あることなんじゃないだろうか。
 そういう「人の尊厳を大切にする会社」には、たとえ賃金が他社よりも低かろうと、優秀な人材が集まる。できる限りいい仕事をしたいと願う人は、それが可能な会社を選びたくもなる。 ...
 一方、賃金の高さの魅力だけで企業を選ぶ人は、「今以上に払いまっせ」というほかの企業からオファーがあれば、さっさと見切りをつけて会社を離れる。
 「会社が社員を信じれば、社員も会社に忠実になる」。「カネこそがすべて」と考える会社には、「カネこそがすべて」としか考えない社員しか集まらない。』

   

    “解雇特区”をごり押しする政治の論理と常識への疑念

  米SASインスティチュートに見る長期雇用の価値

河合 薫 

河合 薫   健康社会学者(Ph.D.) 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20131020/254790/?P=1

2013.9.17 今年の夏休み

少し遅い夏休みで、9月8日から13日までから八重山諸島めぐり(竹富島、小浜島、波照間島、石垣島)をしてきました。
最初の2泊は竹富島。
20年前と変わらず遠浅できれいなコンドイ浜。
水牛車にもやっと乗って一巡り。
20年前と違って、レンタサイクルで島内観光をする若者の増加と伝統的家屋形式の高級宿泊施設の増加が目に付きました。

 

小浜島一日目は島内一周サイクリング。
中学校で体育祭の伝統舞踊練習をしていたり、長く続く直線道路の両サイドで牛の放牧と干し草巻が積んであったり。沖縄で北海道と同じ光景を見るとは思いませんでした。
二日目は、浜辺で一日中雲を見ながらのんびり過ごしたり、ドラゴンボートに乗ったり(笑)、ゆっくり過ぎていきました。

 

八重山諸島巡りの最後は波照間島。
往復3時間のサイクリングで日本最南端に到着。
これで、現有日本領土の有人地域東西南北端を訪れたことに。

レンタサイクル店のオジさんが、「自転車を停めるときはカギをしなくていいよ。盗る人がいないから」と言ってました。
最南端では、埼玉から何十日もサイクリングしてやって来た一人の若者に出会ったり、若い男女の一人旅が目立ちました。

 

1185865_522856454459211_1896050909_n.jpg 1238145_522857074459149_1398918910_n.jpg 1233625_522865031125020_1454403457_n.jpg <竹富島>

1005320_524009751010548_1763089276_n.jpg 1234116_524023884342468_735499392_n.jpg 1230047_524028674341989_1128731112_n.jpg <小浜島>

1234264_524230027655187_576537166_n.jpg 1231616_524232064321650_333066477_n.jpg 555070_524232717654918_1318108412_n.jpg <波照間島

終戦後68年目、ニクソン・ショック後42年目の8月15日を迎えて

〇軍事独裁国家による侵略戦争の破たんとともに、アメリカ従属の始まりとなった1945年8月15日

〇ベトナム戦争による金・ドル本位制の破たんとともに、カジノ資本主義の始まりとなった1971年8月15日

〇放漫財政運営による国家財政破たん危機とともに、消費税増税の始まりとなろうとしている2013年8月15日

 

いずれにも共通しているのは、破たんの原因を作りだした勢力が、原因の明確化と自己責任による謝罪・修復・補てんをせずに、他者に責任転嫁して、逆に自己に都合のよい体制作りの契機にした(しようとしている)ことです。

これは、汚職・腐敗・金権政治を行って政治的に行き詰まった勢力が、その原因を選挙制度の問題に転嫁して、小選挙区制と政党助成金制度を導入したのと同じ構図です。

(その後、汚職・腐敗・金権政治は何も改善せず、むしろ「死に票」の増加と政党助成金目当ての政党の離合集散が繰り返されるようになっただけです)

 

〇同様のことは経営と金融の世界でも起こっています。

 

バブル投機を行った企業とそれに手を貸した金融機関が、その責任を取らずに、「不景気は3つの過剰(人員、設備、負債)が原因」として[email protected]人員削減・賃金切り下げ・非正規雇用の増加、?A設備投資抑制、?B金融機関を通じた国家による債務肩代わりを推し進めました。

しかしその結果[email protected]失業増加・デフレ・少子化、?A企業競争力・イノベーションの低下、?B国家財政破たん危機を招いてしまい、今度はその改革のためと称して[email protected]雇用流動化と物価上昇、?A一層の規制緩和と投資減税、?B消費税引上げを求めています。

 

〇1997年の金融危機以降、トランスペアレンシー、コンプライアンス、ガバナンス、グローバルスタンダードなどという言葉がもてはやされるようになりましたが、経営者も政治家ももう一度次の言葉をよく噛みしめて、本来の日本的規範(ジャパニーズスタンダード)を取戻し、有言実行の範を示してもらいたいものだと思います。

 

 「なぜを5回繰り返す」(大野耐一)

 「ひと言でいって、指導者とは責任をとるということです。責任をとれない人は、指導者たる資格はない」(松下幸之助)

 

 DSC01796(2) (256x171).jpg < 自作 「富士遠望」 >

2013.7.10 日経 PC Onlineの記事について

いよいよfacebookが公式に、「友達なりすまし」による「本人アカウントの乗っ取り」について注意喚起を出しました。

  

Facebookが注意喚起、“架空の友人”3人以上承認でアカウント乗っ取りリスク

米フェイスブックは2013年7月9日、SNSのFacebookにおいて、友人や知人になりすました友だち申請が相次いでいるとして注意を呼びかけた。3人以上のなりすましアカウントを承認すると、自分のアカウントを乗っ取られる恐れがある

   

実は私「竹内淳二」自身がこの「なりすまし友達」の攻撃を受けました。

5月18日、私のFacebook上での大半の友達に「竹内淳治」なる「なりすまし人物」から「友達申請」があり、再度の友達申請に疑問を持ちつつ11人の友人が承認してしまいました。

同日午前にリスク管理の専門家である友人から連絡を受けて初めて気づき、速やかに全ての友達に「注意喚起メッセージ」を送り、「なりすまし友達関係」を解消してもらいました。

「なりすまし人物」を「本物の竹内」と思い込んで、プライベートな情報や個別企業内情報の不用意なメッセージ交換をした場合、それらが悪用されて思わぬ事態や被害を招くことにもなりかねないからです。

  

その後、リスク管理の専門家である友人からは下記連絡も届いていますので、皆さんご注意ください。

「本件は、ITセキュリティの協会で議案としてもんだところ、同時期にかなり多くの攻撃があったことがわかりました。また、本件を発表したところ、ただちに複数の攻撃が私のFacebookアカウントにもあり、・w敵』として認知されたようです。

したがって、本件は単なる個人的いたずらではなく、意図を持った組織的な活動と考えています。今回のような作業を行う集団と何らかの犯罪を行うグループは別で、まずはアカウントに侵入し、友達になることでターゲットとなったアカウント情報を収集し、それらの評価情報を犯罪グループに売買しているとの報告があります。」

 
今回の「なりすまし友達申請」も、私のfacebook友達の方々から、インサイダー情報やネガティブ情報を得て不当な経済的利益を得ようと企てた可能性があると思われます。

2013.7.2 日経ビジネスオンライン記事を読んで

河合薫女史の下記記事の内容には、基本的に同感です。

要は、これから必要となるのは「新しい日本型経営」の創出。人事制度も同様にその方での再構築が必要ということです。

成果主義が一巡して、改めて終身雇用と年功賃金による愛社(愛業務)精神が再評価される時代に。勿論昔のままではなく、個々人の自立心と愛社(愛業務)精神がバランスした形で。

 新自由主義、成果主義の時代と、日本の凋落とは因果関係として符合しています。
やはり、働く人たちが安心してやりがいを感じながら働けることが、経済と社会の活性化につながるということなのでしょう。

 

「役員は報酬1億、万年ヒラは解雇?」 日本企業の歪んだ評価

  終身雇用と年功序列は本当に”悪習”なのか?

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20130701/250409/?rt=nocnt

2013.5.23 宮島、広島、鳥取を旅行して

21から23日まで振替GWで、宮島、広島、鳥取を訪問。
宮島では日中に歩いて大鳥居へ行き、夜は船で大鳥居をくぐる経験。厳島神社では女流書家金澤翔子さんのお礼奉納の揮毫に遭遇。

 また、宮島の御神体である弥山に登って気づいたのは、宮島は全体が岩の塊で原始林や日本的でない大岩風景が存在すること。
今更ながら島全体が古代からの信仰の対象だったことを知りました。

 

 広島では原爆ドームと平和記念資料館を見学。原爆投下の歴史的背景と被害の悲惨さに改めて絶句。昨年の長崎原爆資料館見学と併せて気づいたのは、原爆投下理由がどちらも軍事施設と共に三菱重工業の軍事産業が存在したこと。

 また、宮島と広島に共通していたのは、欧米人(特に欧州人)が非常に多いことと小中学校の修学旅行生が多く熱心に見学したりメモを取っていたこと。
訪れる理由は違っても、欧米人と未来を担う子供達に日本をよりよく知ってもらうことの大切さを実感。

 

鳥取砂丘では、意外に若者達が多く、はしゃいでいたのが印象的でしたが、25年前よりは砂丘が小さくなったように感じたのが気になりました。

帰りは、山陰本線で餘部鉄橋も渡り、地元と共に地域観光振興に取り組んでいる北近畿タンゴ鉄道の1両編成(?)の観光列車で、天橋立も見ながらのんびり京都まで移動。
いつもと少し違う日本の景色を堪能しました。

 

< 写真は、二つの大鳥居、金澤翔子さん揮毫、原爆ドームと平和公園、夕陽の鳥取砂丘 >

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2013.5.11 京都市での講演を終えて

一昨日、京都市で50年以上の歴史のある中小企業懇話会(異業種交流組織)で、「組織創り、人創りと事業承継」をテーマに講演し、会員参加率90%で70人以上の経営者の方が参加されました
京都の経営者の方との交流は初めてなので、当初は一般的に言われている京都人気質を予想していましたが、参加者同士が和気あいあいで親しくワイガヤされているのに巻き込まれて、私も初対面とは思えない雰囲気の中で楽しく会話ができました。

参加企業は、さすがに京都らしく、室町時代に創業した旅館を初めとして業歴の長い企業や全国的に有名な企業が多かったのですが、長く事業継続するということは「企業個性」を明確にするということだということを改めて感じました。
また、事業承継に関しては、船場商法(有能な一族後継者がいなければ有能な従業員を娘婿にする)と同様に、オーナー一族ではない経営者が多かったのも印象的でした(船場は京都文化の流れを汲んでいますから、京都商法が本場なのかもしれません)。

その中で、伝統と進取の気風に満ちた京都らしく、
[email protected]金銀糸製造から真空蒸着技術で包装・金属・電子部品の薄幕加工に展開した企業や染色型紙技術を内装化粧板・電子プリント回路に応用した企業など、一見異分野への事業展開をして成功している企業群、
?A仏壇仏具製造でIT経営力大賞を受賞した企業や「かしめ技術」で世界トップシェアの家電部品加工機等を開発した企業など、特定の分野を徹底して掘り下げてオンリーワン化した企業群、
?B農商工連携で京たけのこの冷凍加工食品を開発した企業や新連携で高信頼性消火システムを開発した企業など、異業種連携で新たな展開をしている企業群、
が参加企業に目立ったのが特徴でした。

<写真は、新緑の東寺>
 
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2013.4.1 創業2周年にあたって

事業開始後2年を経過しました。

 

現在顧問をさせていただいている長野、東京、群馬、福島、山形、秋田の企業の方々や、この1年間にほぼ毎月の講演で訪問した福岡、岡山、大阪、長野、東京、山形、青森の経営者の方々、またご相談いただいた経営者の方々から、経営者と後継者、従業員各々の立場からみた企業運営上の各種の悩み、不満、問題を数多く見聞し、その解決に携わってきました。

その多くの原因は[email protected]躾・常識・基礎的教育の不足、?A社会人としての研修・OJT不足、?B組織運営の経験不足、?C親子間や経営陣と従業員間のコミュニケーション不足によるもので、高度な経営管理ノウハウの不足というようなものではありません。

したがって、教科書的な経営管理論などを振りかざしてみても実際の問題解決にはあまり役立ちません。

 

それよりも[email protected]まず経営者と従業員の信頼を得る、?A経営者と従業員の本音を可能な限り引き出す、?B各々の悩み、不満、問題を整理してお互いにそれらを客観視できるようにする、?Cその上で、冷静かつ率直にそれらの原因と解決策を議論する、?D合意した解決策を着実に実行する、ということが最も重要です。

そこでの中小企業向け経営コンサルタントの役割は[email protected]各関係者の本音の正確なヒアリングと通訳、?A問題の客観的整理と議論の場の提供、?B合意と実行の媒介・サポート、という極めて泥臭いものです。

しかし、これらの機能を発揮するには[email protected]基本的経営管理知識、?A企業での担当者・管理者としての多くの経験、?B中小企業の内部問題の理解と解決への熱意、が必要となります。

 

一方、このような状況下で中小企業金融円滑化法が廃止され、さらに取り巻く環境が厳しくなりつつあるにもかかわらず、多くの中小企業経営者は新たな事業展開のために必死にチャレンジを繰り返しています。

放漫な金融・財政運営による金融市場関係者の一時的サヤ取り支援ではなく、このような実物経済での地道な中小企業の経営努力を充分にサポートするために、今後とも私達の更なるレベルアップに注力していく方針です。

 

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2013.3.11 東日本大震災から2年

復興の進まない被災地

被災地の人たちの変わることのない悲しみ、悔しさ、不安、怒り...

改めて被災地の現状に気づいた人たちの驚き、せつなさ、思いやり、怒り...

多くの人たちの祈りが希望につながりますように

 

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               〜 東京新聞より 〜                  〜 日経新聞より 〜

2013.2.26 長野県松本市での講演を終えて

昨日、長野県松本市で開催された若手経営者の会で、「これからの 中小企業経営」をテーマに講演しました。  
  
  
長野県は「元気なものづくり中小企業」に選ばれた企業が多いこと に現れているように、「こだわり」をもって特定分野を掘り下げた 企業が多いのが特徴です。  
  

昨日の参加者の中にも、フルネルレンズを中心に製品分野を広げた 企業、「鉄の料理人」と称して省力機械等に特化した企業、超精密 部品加工からオリジナル時計製造に展開した企業、「木・塗装・音 」を軸に高級エレキギターから和楽器・オーディオ機器・高級車用ウッドパネルまで手掛ける企業等、特定分野に特化した企業が多かったのが印象的でした。
  

ただ、「新連携」認定企業の少なさに現れているように、企業間連携が弱いのが課題で、タテからヨコに事業展開できれば、世界に打って出ることができる潜在力のある地域だと感じました。

  
 

 <写真は、松本城と旧開智学校>
松本城.JPG  旧開智学校1.JPG
 
 

2013.2.18 福島県いわき市にて

福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズで結婚36周年記念。
東日本大震災では、4月の余震で地盤が1メートル以上沈下して建物に大きなヒビが入り、経営幹部も再興を諦めかけたという状況だったそうですが、見事に復活して思い出に残るステージを見せてくれました。

 

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2013.2.13 青森県むつ市での講演を終えて

昨日、青森県下北半島むつ市で開催され中小企業経営者約30名が参加された異業種交流会で、「組織創り、人創りと事業承継」をテーマに講演しました。

南部藩と会津藩とアイヌの歴史が融合した独特の歴史と文化のある地域で、東日本大震災と福島原発事故の後遺症がまだかなり残っているものの、「こだわ り」と「多角化」を特徴とした水産物加工と建設業が多いのが特徴です。

例えば、注文に応じて特産のアンコウを活〆からパッケージまで一貫加工して自社オリジナル塩ダレと共にアンコウ鍋セットとして発送する企業、土木・道路工事から建築・海事工事や注文住宅建築・スポーツ施設運営まで手掛ける企業など、年功を尊重する気風ながらも意欲的な取組をしている企業が相当程度存在し、今後日本的強さを発揮できる潜在力のある地域だと感じました。

また、個人的には、日曜日からの降雪のために大間崎までは行けませんでしたが 、これで本州の東西南北端を一応訪れることができたのが、今回の講演旅行のもう一つの収穫でした。

<写真は、ホテル最上階から望む今朝のむつ市内>

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2013.1.21 山形県米沢市での講演を終えて

昨日、山形県米沢市で開催された中小企業経営者の交流会で、「組織創り、人創りと事業承継」と題して講演しました。

中小企業経営者60人余りに参加いただきましたが、ヒューレットパッカードのように納屋で起業して事業の多角的展開をしている企業や卵業界でSPA的展開をしている企業を初め、新製品・新事業開発を進めている印刷・紙器業の方々、ワイン的清酒やワインを開発したり海外販売や都内直営店事業に進出したりユニークイベント開催で業界振興に取り組んでいる清酒製造・卸業の方々など、地味だけれども着実な事業展開をしている企業を発見できた講演会でした。

そこには上杉鷹山公以来の実直な土地柄が息づいているように感じました。

<写真は雪の上杉神社>

  DSC_0330.JPG  DSC_0335.JPG  DSC_0321.JPG

2013.1.4 年頭のご挨拶

新年おめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

混乱の2012年が終わり、国民的模索の2013年が始まりました。

 

2012年は、高度経済成長終焉後30年余りの間、日本と世界を主導してきたリーダー層の政治・経済・金融・経営の価値観と方式が、世界のあらゆる場面で行き詰まりと混乱を示し、旧来のリーダー層がこの難局打開の有効な方策を示すことができず、従来の方式を一層エスカレートさせて強行突破を試みることしかできないということを明確にしました。

 

一方国民の側は、旧来のリーダー層やその亜流には愛想を尽かし、強行突破勢力に期待を抱いてみたものの半信半疑の状態で確信を持てず、いよいよこれから「自分たちが本当に望んでいる政治・経済・金融・経営のあり方」を自ら模索し始めようとする段階に至りました。

 

まだまだ「平成の坂本竜馬待望論」のような他力本願の弱点も残していますが、ようやく旧来のリーダー層の本当の狙いとその国民への害悪に気づき始め、「自らの道は自ら切り開くしかない」ことを感じ取った多くの人たちが、あらゆる分野で協力しあって知恵を出しつつ試行錯誤を始めています。

特に、この20間のしわ寄せを最も受けた若者たちが、旧来の価値観にとらわれずに自主的に行動し始めたことが印象的です。

 

これからは、ベビーブーマー世代を中核とした熟年世代が、ますます不安定となる自らの生活を見据えて、自分たちが青年時代に培った大きな問題意識や社会への異議申し立ての「精神」と、長年矛盾だらけの実社会で苦しみつつ鍛えられてきた「知恵」と、先行世代に比べた心身の「若さ」を発揮し、これが若者たちの大胆で創造的な「行動力」と融合すれば、日本国民が歴史上初めて、「自らの道を自ら切り開く」ことが可能となるでしょう。

 

2013年がその重要な第一歩となることを期待して、私自身もその中に身を投ずる決意です。

皆さん、お互いに「明るく、楽しく、元気よく」、自分の思う道に大いにチャレンジしましょう!!!

2012.12.4 岡山県津山市での講演を終えて

昨日岡山県津山市で「組織創り、人創りと事業承継」をテーマに中小企業団体で講演しました。

岡山県政は財政難のために今まではあまり目立った政策を打ち出せていませんが、個々の中小企業は各分野で得意技を掘り下げ、日本だけでなく国際的にも活躍をしてマスコミにも注目される企業を数多く輩出しているのが特徴です。

昨日の講演にも、元気なものづくり企業300社に選ばれた企業、新連携や経営革新の認定を受けて活躍している企業、日本初の技術・製品を開発した企業、環境・エネルギー・地域振興活動の先...
導的役割を発揮している企業等々が参加され、活気のある会合になりました。(この中には私が公庫時代に担当した企業もありました)

岡山県は山川海の豊かな自然と農林水産物、素材型と加工組立型の工業力が集積された潜在力のある県だと思います。
今後はこれらを組み合わせたユニークな複合製品やサービスを連携して開発し、新たな市場創造や世界に打って出ることで、もう一段の飛躍をされることを期待しています。

<写真は後楽園から望む岡山城です>
                                                                         
                                                                
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2012.11.21 11/19付日経新聞の記事「後継者不足に悩む中小」に関連して

(1) 最近、私のサポート企業や新規ご相談企業でも事業承継に関する問題が増加しています。

 

 

● 社長が50歳代後半で業績は好調ながら、一族の承継予定者の急逝で、急遽中堅幹部数名から次期社長を抜擢すべく教育・研修を進めたものの思うように育成できず、M&Aの検討を始めた企業

● 社長が50歳代前半で業績は向上しつつあるものの、妻子がなく後継者不在のため、M&Aや事業清算を検討している企業

● 社長が70歳代後半で高業績ながら、妻子がなく後継者不在で、40オ歳前後の幹部数名から次期社長抜擢を検討したものの適任者が見つからず、幹部育成の時間的余裕もないためにM&Aや外部からの社長招聘を検討している企業

● 社長が60歳代半ばで業績は安定しているものの、40歳代前半の一族の後継候補者の姿勢や実力に満足できず事業承継が進まない企業

等々、まだまだ列挙すればきりがありません。

 

 

(2) これらの企業には、地域、業種、規模、業歴、業績、社長の年齢に関係なくほとんどの企業で共通した点があります。

それは、

● 現社長がワンマン経営で、組織創りと組織運営、人材育成、後継者育成ができていない

● 一族の後継候補者がいても、現社長がいつまでも 「後継者が頼りないから俺がやらねばならない」 という理由で、事業承継しようとしない

● 一族の後継候補者がいない場合でも、10年以上の長期計画で社内幹部育・ャを実施していない

などの点です。

 

 

(3) 私は、この2年近くの間 「組織創り、人創りと事業承継」 をテーマとした講演を全国各地の中小企業経営者の方々を対象として実施してきましたが、多くの問題事例や好事例を交えた内容に、ベテラン社長も若手社長や後継者の方も強い関心を示していただけます。

 

それだけ、事業を承継する方にもされる方にも関心の強い現実的問題だということで、日本経済の活力を支えている中小企業が新たな展開を進めるためにも、これらの経営の土台となる問題の解決を可能な限り多くの関係者がサポートする必要があると思われます。

 

また、社長保有株式のスムーズな後継者への承継や、非オーナー社長の金融機関への個人保証の免除等の問題に対する具体的解決策を検討・実施していく必要があります。

 

 

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2012.10.14 宮城県松島、石巻、女川にて

昨年8月に営業再開した旅館から見える宮城県松島。震災前に見た風景と変わらない清々しい朝です。

しかし、今なお震災の爪痕が大きく残る松島、石巻、女川。

震災復興はこれからが本番です。


休業したままの瑞巌寺参道入り口の土産物店、 
石巻のがれきの山とがれきと化した自動車群、 津波と火事で損壊した学校、 線路が途絶えたままの仙石線、 横転したまま放置されている女川のコンクリート建造物群、 いち早く生産再開し避難民を支援し勇気づけた笹蒲鉾の高政

 

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2012.10.4 福岡での講演を終えて

< 福岡博多 大濠公園 >10月2日に、日本公庫 中小企業福岡懇話会 筑後地区懇談会で「組織創り、人創り と事業承継」と題して講演させてもらいました。

歴史のある企業、特殊分野を掘り下げた企業(例:無人機、乾燥海 苔製造機械)、大胆な変身を続けてきた企業、新たな生活スタイルを提案する企業(例:穀物セレクトショップ)、注目の環境関連企業(例:JR九州のA列車用廃油リサイクル燃料)、非同族経営で前進している企業等、なかなかユニークで元気のある企業が非常に多いのが印象的でした。

久留米市をはじめとした筑後地域としては地盤沈下していますが、強い経営者ネットワークのあるこれらの企業が粘り強い事業展開をされる限り、未来は開かれると実感しました。  < リンク

 

また、3日は福岡博多の大濠公園(写真)を散策しましたが、福岡は大都会でも緑と空間が多く、平日昼でもさまざまな市民の皆さんが思い思いに楽しんでいて、「まだコミュニティが存在している街だな」と感じました。

大濠公園隣の舞鶴公園(福岡城址公園、平和台球場跡)で、古代の大宰府迎賓館である鴻臚館(こうろかん)というものの存在を初めて知って、時間を忘れて見学しました。

2012.8.15 67年目の8月15日に思う

● 今年は終戦67年目と同時に日米安保条約発効60年目にあたります。

現在の日本は、政治・経済・社会が混乱と沈滞の様相を示し、多くの国民が自信と希望を喪失しているようにみえます。

 

では、なぜ政治・経済・社会が混乱し、何に対して自信を喪失しているのでしょうか。

それは、「米国に言われた通り、今までの日本を否定してアメリカをまねているのに政治・経済・社会がうまくいかない、やはり日本は遅れているのか」 ということではないでしょうか。

 

でも本当にそうでしょうか。

結論的に言えば、うまくいかないのは新興国的米国のやり方をまねたからです。

 

 

 

● 米国は先進国的要素の一方、移民による若年人口の増加と、国民意識の多くが 「儲けるために働く」 という新興国的要素を強く持ち、1970年代後半以降は、「金融立国=金ころがしによる利益追求」 という 「資本によるむき出しの利益追求」 が強められました。

 

一方、欧州は 「資本によるむき出しの利益追求が社会のひずみを招く」 という成熟社会としての経験から、「資本の野性を社会の理性でコントロールし、持続可能な社会の発展を目指す」 という方向に進みました。

 

しかし、米国の金融投機資本が世界中を自由に移動して莫大な利益を上げるようになると、欧州の金融資本も「俺たちも米国のように自由に行動して儲けたい」という願望が強くなり、ついに欧州でも金融自由化を実現して金融投機に走りました。

丁度、「悪貨が良貨を駆逐する」 ように。

その結果がリーマンショックとなり、金融投機失敗による負債を各国政府に負担させたことが、現在の欧州不安につながっているのです。

 

日本も 「強者がどんどん儲ければ、弱者にもおこぼれがある」 として金融自由化・規制緩和を推進した結果、現在の状況を招いています。

しかし、それでも政府と経団連がやろうとしているのは、「もっと規制緩和して、もっと自由に大きな儲けをあげられるように」 ということですが、この結末は既に明らかです。

 

 

 

● 真の先進国=成熟社会が目指すべきは、「資本の野生を社会の理性でコントロールし、持続可能な社会の発展を目指す」 という方向を、新たな段階に発展させることです。

その点で、戦国時代から存在する近江商人の 「三方よし=相手よし、自分よし、世間よし」 の精神は、世界の企業と社会のこれからの方向を示すもので、日本は米国よりも進んだ成熟社会として、歴史的に試された多くの知恵を内包しているのです。

 

今、オリンピックを通じて 「日本の団体競技のチームワークの良さ」 に日本らしさを再確認する機運が強まっています。

ここで再確認されている 「日本らしさ」 は、「個性のないどんぐり集団」 ではなく、「個性と実力を持った個人が、協調精神のもとで集団として相乗的な力を発揮する」 ということです。

因みに、FIFAは 「日本女子サッカーチームが、これからのサッカーのあり方の新たなスタンダードを示した」 と評価したとのことです。

 

日本人は、これからの企業と社会のあり方、個人と集団のあり方について、日本人に引き継がれている遺産を再確認し、これからの社会づくりに各自が自信を持って取り組む必要がありそうです。

2012.7.19 青森県弘前市での講演を終えて

0005.JPG昨日、弘前の中小企業経営者の会で、「組織創り、人創り と・幕ニ承継」と題して講演

させていただきました。

 

ベテラン経営者と若手経営者30人ほどに参加いただきま したが、地元の一次産品に

こだわった地域密着型の事業を 着実に展開されている企業が多いことが印象に残り

ました 

 

また、この会の複数の幹部企業で歴史もある地元有力企業が非オーナー経営者で

立派な経営をされていたり、 先代経営者が30才台で後継者にバトンタッチ後「院政」 

を敷かずに後継者が活躍している複数の企業があったのが 、地方では珍しい状況

して少し驚くと共に心強く感じた 次第です。

 

写真は明治時代の「旧市立図書館」と「旧東奥義塾外人教 師館」ですが、弘前城の

「和」と「洋」の建築物が融合し ている奥行きのある都市だと感じました。

 

 

2012.7.12 山形県鶴岡市での講演を終えて

11日に山形県鶴岡市の中小企業経営者の会で、「組織創り、人創りと事業承継」と題して講演をさせていただきました。

 

「たそがれ清兵衛」の舞台になった歴史のある町ですが、参加された企業の大半は自立型企業で、ロハス、こだわり、地産地消、連携、新事業展開をキーワードとした地元密着型のユニークな企業が多いのが印象的でした。

  

例えば、

[email protected]地元大手ゼネコンでありながら、東京のベンチャー企業と連携した有機栽培のフルーツトマトが注目を浴びて東京の有名な有機野菜ケーキ店から指命買いされるようになり、自・ミ小売店舗も展開している企業、

?A県内他旅館と連携してホームページでの相互紹介や東京での発信基地としてのカフェ共同出店、地元大学生等との共同作業による高級宿泊フロアの全面改装をした旅館、

?B食品偽装に対抗して異業種との無添加製品開発事業協同組合に参加し、こだわりの無添加ハムブランドを立ち上げてマスコミから注目されたハムメーカー、

?C中国・ベトナムに進出する一方、国内先進技術開発のために産学官連携でハイブリッド素材開発や独自高性能製品を開発して特許申請しているプラスチック成形品・金型メーカー、

?D結婚式場から飲食業、葬儀場へと総合生活支援産業として展開してきた地元リーダー企業等、

当地ならではの元気企業を発見できたのが収穫でした。

 

これからの日本は少数の大企業が牽引するのではなく、各地域で地味だが着実に新たな取組を行う中小企業が増加して地域活性化を促進させ、日本全体が活性化した地域と中小企業の集合体として新たな展開をすることを期待しています。 

 

DSCF4367 (1)0002 (1).JPG <2012.7.13 荘内日報>

2012.6.20 東京での講演を終えて

6月18日に東京都心(中央区、台東区他)の若手経営者の会で「これからの中小企業経営」をテーマとした講演を行いました。

40数名が参加され、1時間半近くの講演に熱心に耳を傾けてくれました。

講演は、「これからの注目分野(攻めのターゲット)」、「これからの経営スタイル(攻めの方法)」、「組織創り、人創り、事業承継(攻めの足場固め)」を内容とするものでしたが、参加企業の中には、下請メーカーの多い地域と比べて多業態の自立型企業が多く、かつ過去に多様な取り組みを進めてくる中で今日まで発展してきた企業が多いのが印象に残りました。

そういう点では、講演の中で紹介したい参加企業がこんなに多いのは珍しく、さすが東京の都心企業だなと感心するとともに嬉しくなりました。

もちろん、講演で紹介したような「組織創り、人創り、事業承継(攻めの足場固め)」に関する問題が大なり小なり各企業にあるのが実態ですので、そういう重い問題を後継者が主体的に克服しつつ、日本的特質と各企業の個性を活かして、日本の中小企業をけん引するような新たな事業展開をされることを期待しています。

  

  

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2012.5.16 「別邸 仙寿庵 オリジナルコンサート」に参加して

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昨夜、群馬県谷川温泉「別邸 仙寿庵」で、国際的高品質ホテル・レストランの会員組織「ルレ・エ・シャトー」(パリ本部)への加盟を記念して開催されたコンサートに参加しました。
日本とフランスで活躍中のソプラノ歌手「藤野カヨ」による、万葉集に自作曲をつけた「万葉の恋歌物語」と題するコンサートで、加えて、パリのルレ・エ・シャトー加盟ホテルでの公演で好評を博したという自作オリジナル曲を参加者も一緒にシングアウトするという、クラシック系のコンサートでは他にないユニークなものでした。

2012.4.26 名古屋での講演を終えて

愛知の若手経営者の会で「中小企業の事業承継」をテーマとした講演を行いました。
意外にも自動車関係メーカーが少なく、多様な業種の方々が参加されていました。
社長になっている方は多数ではありませんでしたが、既にいくつかの事業転換を経験されて発展してきた企業が多く(例えば、採石業→温泉ホテル→レジャーランド→・・・)、 これからの変化に積極的に対応できる下地があると期待が持てました。

  
工業的量産型メーカー以外に多くの元気企業が存在することは、愛知の企業力の厚みではないかと、改めて感じた次第です。

2012.4.21 大阪での講演を終えて

大阪鋲螺卸商業組合OS会で「中小企業の事業承継」をテーマとし た講演を行いました。
厳しい業界環境のなかで試行錯誤をしながらも前向きに事業発展に 取り組んでいる40才以下の若手経営者の会(多くは社長未満)ですが、もうすぐ設立50年を迎えるとのことです。
家族ぐるみのイベントも実施しながら相互研鑽に取り組み、ザックバランで活気のある経営者交流組織がこんなに長く続いているということは、鋲螺業界の今後に大いに期待が持てます。

この会員の皆さんが、今後事業承継をスムーズに行い、自分の子供たちの育成もうまくできて、新たな経営サイクルが軌道に乗ることを期待しています。

 

< 関連新聞記事 : ファスニングジャーナル 2012/05/21 >

2012.4.19 青森での講演を終えて

歴史的わだかまりを超えてまとまった青森全県の若手経営者の会で、「中小企業の事業承継」をテーマに講演させていただきました。
建設関連70%、食品関連20%と厳しい環境の業界が多い中で、地域振興やNPOに取り組む建設関連の方や新連携等の新たな取り組みをで成果をあげている食品関連の方等、元気のある経営者の集まりでした。
     
その中の方から、「今日本で活気のある地域は必ずタワーがあるが東北にはない。日本全国から寄付を募って仙台に復興タワーを立て、復興と観光の...シンボルにしてはどうか」というユニークなアイデアをお聞きしました。
   
青森は最高気温10度でみんなコートを着ていますが、少し気持ちが暖かくなりました。
      
写真は、かつての青函連絡船「八甲田丸」の列車引き込み線です。
   
 旧青函連絡船.JPG 

2012.4.1 創業一周年を迎えて 

2011年4月1日に事業を開始して1年が経ちました。

 

この間、顧問をさせていただいている東京、群馬、福島、山形、秋田の経営者の方を初め、講演で訪問した10の地域(愛知、富山、岐阜、大阪、東京、埼玉、三重、山形)で知り合った多様な年代層の経営者の方々には、地域・業種・個別企業の新たな取り組みと苦労、企業経営上の教訓と問題について、多方面にわたる情報と事例を学ばせていただきました。

 

そのことを通じて、日本の中小企業(特に地方の中小企業)の潜在力と可能性に確信を持つとともに、企業経営の土台となる「組織創り」、「人創り」、「後継者創り」が共通した重要課題となっていることを改めて認識しました。

 

日本の中小企業は、多くの問題を抱えながらも今もって高いパフォーマンスを示し、日本人が認識している以上に国際的に高い評価と注目を得ています。

 

このような日本の中小企業が、「組織創り」、「人創り」、「後継者創り」をより効果的にスムーズに実行することができれば、新たなパフォーマンスを示し、成熟した先進国におけるこれからの経済・社会の創出に大きく貢献できるものと思います。

 

37年間の中小公庫とコンサルタントの業務を通じて、全国2000社以上の中小企業の経営者と事業実態から学ばせていただいた経営のエッセンス ( 「経営者の基本姿勢と資質」、「長期的な政治・経済・社会の動向把握」、「新たな事業展開方法」、「組織運営と人材育成方法」、「後継者育成と事業承継方法」等 )を、より多くの仲間とともに、より多くの中小企業の方々に伝えることが、日本の中小企業の新たな展開に少しでも役立つことを確信して、2年目を歩み出したいと思います。

2012.3.11 東日本大震災から1年

「涙の3・11  祈りの日」
 

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津波被害から1年が近づく仙台市若林区荒浜。真っ白に雪が積もった海岸では、太平洋から迫る波に向かい、僧侶が1時間近く祈りをささげていた。
                                                                                                        〜 3月11日 東京新聞より 〜

2012.2.22 昨夜の「ガイアの夜明け」と「クローズアップ現代」を見て感じたこと

昨夜の「ガイアの夜明け」と「クローズアップ現代」を見て感じた こと
それは、これからの日本と中小企業のキーワード

 


超 : 超大型、超小型、超精密、超極細、超短納期 → こんなことができるの!
特 : 特注、特殊、特別 → あなただけ、世界に一つ!
感 : 感性、感動、感激 → この製品(会社)に出会えてよかった!
匠 : 匠の技( 美、優、繊細、こだわり、簡潔) → シンプル&スマート!
 

  
その根底にある日本特有の強さとは
★クール・ジャパンの源泉 → 「禅の精神」と「職人の匠の技」
  ・禅の精神 → シンプルでスマート( 無駄なものを極限まで切り捨て、物事の本質を端的に示す想像力と 知性 )
  ・職人の匠の技 → 使い手のニーズを想像しながら開発と生産を同時に行う感性と擦り 合わせ技能
★日本がマネした「QCDの国=米国」や西欧が、「日本の凄さ」 = 生活・文化・技能に注目し始めている

 

下記のTV番組もそれを裏付けている

 

テレビ東京「ガイアの夜明け」2012年2月21日
客の願いをすぐ実現!〜カメレオン戦略の絶好調企業〜
http://www.tv-tokyo.co.jp/ gaia/backnumber3/ preview_20120221.html

 

NHKテレビ「クローズアップ現代」2012年2月21日
世界を魅了する日本の歌謡曲 〜由起さおり ヒットの秘密〜
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3162

 

NHKテレビ「クローズアップ現代」2012年 2月 2日
“究極の味”を求めて 〜科学が開く料理のトビラ〜
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3152

 

NHKテレビ「クローズアップ現代」2012年 1月30日
“和の心”を輸出せよ 〜世界に広がるBONSAI〜
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3149

2012.2.15 注目企業のテレビ出演紹介

昨年12月に埼玉県川口市で講演した際に、講演のなかで注目企業としてご紹介させていただき、講演後懇親会で親しくお話をさせていただいた小原歯車工業(株)様が、2月21日(火)のテレビ東京「ガイアの夜明け」(22:00〜23:00)で「客の願いをすぐ実現!〜カメレオン戦略の絶好調企業〜」と題して超短納期・セミオーダー対応の注目企業として紹介されることになりました。
是非ご覧ください。

http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber3/preview_20120221.html

www.tv-tokyo.co.jp
毎週火曜夜10時「日経スペシャル ガイアの夜明け」〜事実はニュースで、事実はガイアで。〜 案内人/江口洋介 ナレーター/蟹江敬三

2012.2.11 「旅館たにがわ」の「支配人のひとり言」を読んで

〜 群馬県谷川温泉「旅館たにがわ」の「支配人のひとり言」より転載 〜

 
「アメリカからの留学生が当館にやってきました。1カ月という短い間ですが、日本の文化を学びに来ています。一生懸命がんばります!みなさん宜しくお願いします。」

 

長野オリンピックで小布施町にやってきて、町と老舗を活性化した「セーラ・マリ・カミングスさん」みたいで、楽しみですね。

 

blogs.yahoo.co.jp
毎日の旅館の周りの景色などを更新しています''''' 太字斜体 ''''' タイトル (旅館 温泉 谷川)

2012.2.2 日経BPnet 森永卓郎氏のコラムを読んで

小泉首相以来の「YESかNOか」の問題設定とそれを無批判に報道するマスコミの影響で、私達は、一歩引いて見て多角的に物事を考えることが弱くなっているような気がします。

 

www.nikkeibp.co.jp
政府・与党が2012年1月6日、消費税率の引き上げを柱とする「社会保障と税の一体改革」の素案を正式決定した。野田総理は英国のチャーチル元首相の言葉を引用し、「ネバーネバーネバーネバー・ギブアップ」の精神でやり抜くと、消費税の引き上げに不退…

2012.1.1 2012年 年初のご挨拶

新年おめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

激変の2011年が漸く終わり、いよいよ2012年が始まりました。

 

2011年は、東日本大震災を初めとした自然災害の多発、政府・既成政党のリーダーシップの欠如とその裏返しとしての強権勢力の台頭、欧州債務危機・金融不安と円高・景気低迷、少子高齢化と増税・社会保障改悪の動き等々、ネガティブな出来事が多発しました。
一方で、日本の国民性への国際的評価、人と地域の繋がりの重要性の再認識、若者たちの自発的なボランティア活動、スポーツと音楽分野での国際的注目等々、日本人自身が「日本的特性の素晴らしさ」に気づかされる出来事もありました。

 

2012年は、国内外の政治・経済・社会の新たな秩序を生み出す第一歩の年にする必要があります。

 

歴史を振り返れば、「中世」から「近・現代」への移行は、「閉じられた地域、対立する地域の時代」から「グローバリズム、大国覇権の時代」への転換でしたが、「これからの社会」は、「地域協調、国際協調の時代」の本格的幕開けとなるでしょう。
それはまた、「地域個性の生成の時代」から「中央・大国の個性による画一化の時代」を経て、「新たな地域個性の開花・成熟の時代」でもあるでしょう。

 

これは、企業経営においても同様で、「職人加工、一品生産、特権層向け高額品生産の時代」から「機械加工、画一的量産、庶民向け低価格品生産の時代」を経て、「高度セル生産、セミオーダー生産、庶民による多種製品の使い分けの時代」になることを意味しています。

 

そういう「これからの社会」では、量産・低価格品生産をする大企業は生活のベースとして引続き必要でしょうが、成熟した庶民の生活を個性的に彩るのは、多様なニーズにきめ細かく対応できる中小企業の「高度セル生産によるセミオーダー品」が中心となるでしょう。

 

中小企業経営者は、大企業や海外からの仕事の増減に一喜一憂するのではなく、企業家精神を発揮して、「これからの社会」を見据えた「企業個性」開花の独自の取組とユーザーニーズの開拓に注力し、「これからの社会の主役」になる準備を進める必要があるでしょう。

2011.12.6 埼玉での講演を終えて

昨日、日本公庫さいたま支店の埼玉懇話会県南地区懇談会で講演さ せていただきました。テーマは「これからの中小企業経営」。埼玉は昨年の県央・県北地区に続いて2度目です。


熟練の経営者や40代の若手経営者まで30数名が参加してくださいましたが、特色のあるものづくり企業が多いこと、年代に関係なく皆さん活気があることが印象的でした。
中でももっと詳しく経営内容をお聞きしたい会社に数社お会いできたことが成果でした。


やはり日本の中小企業は大したものです!!!

 

2011.10.19 大阪市内の「若手経営者の会」での講演を終えて

10月17日に大阪市内の中小企業の若手経営者(20代〜40代)で組織する異業種交流会で講演させていただきました。

約20社の若手経営者・後継者が参加されましたが、業種は製造業・卸小売業・運輸業・工事業と多岐に亘り、食品・家具・履物・金属製品・機械等で長い業歴と自社ブランドを有する企業が多いのが特徴で、元気な若手経営者による活気と和やかさのある会合でした。

 

大阪経済は長い間低下傾向を示していますが、その中心はやはり大阪市内(なにわ地域)企業の元気の少なさです。

この地域には成熟産業の製造卸や小売り・サービス業が多いのがその一要因ですが、一方では、内需型生活関連・素材関連産業で自社ブランドと全国販路を有し、ニッチ分野のノウハウや製品開発をもとに多品種少量生産・販売で特徴を持った元気な中小企業が生まれてきているという現実もあります。

 

1974〜1975年の世界同時不況(スタグフレーション)で、第二次大戦後の人口急増と所得の急回復に伴う日米欧先進諸国の高度成長は終焉しましたが、それ以降先進国において政治・経済・金融・社会の新たなモデルに基づく成熟した安定成長社会の創出に成功した国はほとんどありません(欧州では、西欧と北欧の一部の諸国が「第3の道」を探求して新たなモデルを示しましたが、金融面で米国の金融立国政策の影響から浮利を追った結果が現在の国家的危機を招いてしまいました)。

 

世界同時不況後も、日本はコストダウン(主には人件費削減)による輸出増加という新興国型成長政策をとり続けたために、現在も中国等の新興国との競争に注力しています。

しかし、輸出競争力強化のために「欲しがりません勝つまでは」として大企業の社員と下請中小企業に対してコストダウンを強力に推し進めてきたものの、ここに来ていよいよコストダウンだけでは輸出競争力維持は難しくなり、一方で人口減と所得減で内需開拓も難しいという八方ふさがりの状況になっています。

 

要は、世界同時不況後の大企業の経営政策、国家政策により「自業自得」「身から出た錆び」の状況を招いてしまったのですが、現在出ている政策は大企業の国外脱出だけです。

 

しかし、これから真に求められる政策は、経済成長の源泉である国内の個人消費とインフラ整備(衣食住と治山治水)を充実させることであり、そのために人口の安定化と所得の増加、ストック重視の経済政策と生活スタイルに方針転換することです。

その結果、国民諸階層の多様なニーズの顕在化と新たな生活スタイルの確立による成熟した安定成長社会を創出することとなるでしょうが、そのためには、それらのニーズに機動性・多様性・持続性のある経済活動で対応できる中小企業を強力に輩出することが重要となります。

 

大阪市内(なにわ地域)の中小企業が、輸出型中小企業集積地域にはない特徴と保有資源を活用して、これから日本社会が進むべき成熟した安定成長社会における国民諸階層の多様なニーズを掘り起し、それに果敢に対応していくことで、大阪経済の長期低下傾向を反転させ、日本の中小企業の先進モデルとなることを期待しています。

2011.9.17 日経新聞「大機小機」を読んで

MX-3100FN_20110919_143436_001-1.jpg本日の日経新聞の大機小機は卓見ですね。
以前から懸念されていた日本の米国一辺倒の対外債権の放棄が、今後現実 的問題となる可能性が出てきました。
国内個人所得の抑制による大企業の内部留保と、それを前提として 輸出で稼いだ外貨が、米国債に投資され、今度は債権放棄で毀損す る。
政府と財界は国民所得と国富を貧しくして、今後どのように日本を 成長させるつもりなのでしょうか。

 

この問題を理解するためには、国を企業に変えれば解りやすいでしょう。

ドイツ、フランス等が一部債権放棄しなけ ればギリシャが倒産し、イタリア、スペイン等の信用不安 を拡大して、ドイツ、フランスの金融機関の不良債権増大と共にそれを救済しようとするフランス、ドイツ国家も行き詰まる。

一方、一部債権放棄しない場合は、ギリシャを倒産させるか、ギリシャの債務の返済条件を変更(返済長期化)するしかないでしょう。

要は、どちらが両国の金融機関と国家・国民にとって負担が少ないかということです。

ギリシャの倒産を避けるためには選択肢は限られていると思います。
ギリシャの国家的不正経理問題を除けば、元々は金融機関の過剰投機とサブプライムローン破たんによる不始末の尻拭いを国がやったことが原因ですが。

 

 

 

 

2011.9.11 9.11から10年、3.11から半年にあたって

2001年9月11日の米国同時多発テロから10年、今年3月11日の東日本大震災から半年が経ちました。
9.11以降、世界はより一層、「金、資源、宗教」をめぐる「不信、憎悪、利権」の争いが増幅されました。
3.11以降、日本はより一層、政財官の「自分本位、近視眼、米国依存」体質による「無責任、事なかれ、場当たり」対応が明らかになりました。

 

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< 樹齢400年のブナ >

先週、ある会社のご縁で白神山地(実際は世界遺産指定地域外辺)のブナ林を初めて訪れました。
地元と森林を愛してやまないユニークなガイドの案内で2時間ほど散策しましたが、そのガイドとブナ林から教えられたことがありました。

 

 ブナの標準的生存期間は約250年で、その間に良好な日当り場所に恵まれた強いブナだけが生き残り、その他のブナは途中で枯れていく。しかし、その枯れたブナや落ち葉が周辺生物を活かし、土地を肥やし、森の輪廻を維持する。その他の動植物には生き残った強いブナと相互依存しながら生きていくものもいる。
この自然林に対して、人間が伐採したり、植林したり、手を加えたりすると森の生態系が歪み、輪廻が維持できなくなる。
また、森は針葉樹と落葉樹が混在している方が、相互を刺激・補完し合い強くなり、保水力も高まる、等々。

 

そのガイド曰く、「杉などの針葉樹だけの森を作ると、この相互刺激・補完がなくなり、保水力も低下する。紀伊半島の森もそのような状況になりつつあり、今回の台風による大災害は起こるべくして起きた、という感じだ。自然界に想定外はない。大地震と大津波もすべては自然=地球の普通の営みなのだ。」とのこと。

 

これらのことを教えられて、改めて考えさせられました。

  •  事業の世界では、「短期=1年、中期=3年、長期=5〜10年」と言っているが、自然界から見ればこの区分にはあまり意味がなく、いずれも超短期ではないか。これは、人間が自分の生存期間(長くなっても80年程度)を基準に物事を判断しているからで、自然=地球の判断基準はもっと長いことを理解しないと、近視眼的な判断をしてしまうのではないか。
  • すべての生物に存在価値のないものはなく、それぞれの役割を与えられたままに全うすることで森と地球の生命力は維持・強化されており、多様性=ダイバーシティの必要性は、自然=地球が自ら生み出したもの。
  • 「想定外」というのは「人間が自然を完全にコントロールできるという傲り」でしかない。人間は自然の一部であり、自然の中で生かされており、自然のルールを理解しそれに沿ってうまく生きていくしかないのだということ。改めて、アイヌやアボリジニの人達の長年の生活から生み出された知恵を学び直す必要がありそうだ。
  • 自然=地球から見れば、狭い地域と短い時間の中で、「多様な人間がその多様性を受容できずに近視眼的な自利のみを追い求めて争い、戦争をする」のはいかに馬鹿げているか。いよいよ「信頼、相互理解、共存共栄」の世界秩序の確立が重要性と緊急性を増している。しかし、それを実現するのは一握りの政治家の役割ではなく、我々一人一人の日々の言動だということ。

2011.8.17 8月17日 ニクソンショックから40年目にあたって

経済成長は実需(個人消費とインフラ投資)の伸び以外にはありあえない。
長年の企業収益と個人所得の伸びの格差が、企業収益=金融資産の過剰蓄積となり、金融投資の独り歩きが国際的な金融の混乱を招き、その結果を実物経済と国家財政と個人所得の負担で救済する。
この状況下でいくら金融緩和をしても金融投資を助長するだけで、根本的問題の解決にはならず、むしろ事態を悪化させる。

 

根本的解決は実需を伸ばすこと。そのためには金融資産と企業収益を所得に還元する。実需あっての企業収益=経済成長だということをもう一度確認する必要がある。
金融投資と企業収益の少しの我慢が、長期的に安定したグローバルな経済成長をもたらす=「近江商人の三方よし」の見地の国際的普及と国際協調による金融投資の独り歩きへの適切な規制が、最も必要な方策である。
現在の事態の根本原因が40年前のニクソンショックであり、この事態への適切な処方箋を示すことができるのが日本のはずなのだが・・・

2011.8.15 66年目の8月15日に思う

66年前、日本の多くの都市は廃墟と化し、工業製品だけでなく農林水産物さえも充分に生産できない状況で、人々は一日一日をを生きていくのに必死でした。
しかしその一方では、多くの国民が日本の復興と新しい国づくりに「夢と希望」を抱き、あらゆる分野で努力と模索を続けていました。
そして、その後「高度成長」を経て経済大国となり、「飽食の時代」を迎えました。

   

66年後の現在、あの終戦直後と似た光景が再び目の前に現れています。
ただ66年前と違うのは、政治家や官僚が国民と一体となって必死に新しい日本のあり方を模索するという状況がなく、多くの国民は「夢と希望」を抱けなくなっていることです。

    

しかし、悲観することはありません。
あの終戦直後と同じように、世界中の人々が日本人の「忍耐力・冷静さ・秩序と礼儀正しさ・勇気と協調性」を賞賛し模範にしようとしていることです。
振り返れば、世界の人々が日本人の国民性を賞賛するのは、これで4度目です。
戦国時代、幕末、終戦後、そして今回。
いずれも日本国内が大いに混乱した時代にこそ、世界の人々は日本人の国民性に注目し賞賛したのです。

   

現在、日本は世界一の債権国となり、国内には工業製品も農林水産物も溢れています。
それでは、これで日本の豊かさと経済成長はピークをつけたのでしょうか。
確かに幕末の時代に比べれば、当時は貴重だった手工業品が安く手に入れることができるようになりました。
しかし、それは「モノづくりの効率性アップ」のおかげで国民の生活基盤が全般的にレベルアップしたということ。
本当の豊かさは、「平和で安全で自由で個性的な生活」をすべての国民が享受できるようになること。

  

長い目で見れば、モノもサービスも、江戸時代までの「手工業的一品生産時代」から現在は「機械的画一的大量生産時代」になった段階で、「ハードと熟練者によるオンデマンド的一品生産時代」=「本当に豊かな成熟した社会」はこれからいよいよ本番を迎えるというという段階なのです。
キーワードは、高度成長時代=「♪ 大きいことはいいことだ〜!」「オーモーレツ!」から、成熟社会=「山椒は小粒でピリリと辛い」「いい〜仕事してますね〜!」へ。

  

日本人はその国民性にもっと自信と誇りを持ち、中小企業はその機動性・多様性・持続性に自信を持って、「本当に豊かな成熟した社会」の主役となるためにチャレンジを続けるとともに、その先進的な姿を世界に示していく必要があります。
特に、「これからの日本のあり方」を示すことのできない政治家・官僚や、目先の自利のために日本を捨てて海外へ出ていく大企業を当てにするのではなく、草の根からの持続的な取組が今一番求められているのではないでしょうか。